ぬっこ 近況

気がつくとあっという間に何日も過ぎているではないか。
忙しいといえば忙しい。寝ても寝ても正直眠い。
仕事は忙しかったり、そうでもなかったりとある程度スケジュールも波があるのだが･･･。
忙しい理由、多分それは仕事以外の時間もフル稼働しているせいだ。
間違いない。
若くもないので体力に限界があることも承知しているのだが、
（実際先日の大風邪は、過労が根本的な原因だって言われたし）

でも、寝る間を惜しんでも、どうしてもどうしても動いていたい理由。
それは愛車ジータとのお別れカウントダウンということもあって、
時間があればとにかく走ってあげていたいということ。
だって6年一緒に走り、人馬一体となって私の足となって
行きたい場所、どこへでも連れて行ってくれた子だから。
最後のお別れ、泣くんじゃないだろうか･･･たかが車だと言えばそれまでだけど
私は車に対して異常なほどの愛着がある。
その割にはいつも汚れているし、しかも今釣りえさをこぼしたせいで
車内は恐ろしいにおいがするけど

そして･･･釣り。
先日はわざわざ真鶴道路を経由して沼津まで。
普通に行けばお山から30分弱なのに2時間半もかけて遠回り。
いつの間にやら会社の誰よりも釣りにはまってしまい、
釣り吉、釣りバカ、漁師･･･なにやらあれこれ称号を頂いた。

だって･･･
こんなのが釣れた日にはテンションもあがるじゃない？
先日釣ってきたアオリイカさん3パイ。
ピンクとオレンジの魚の形をした
ルアーみたいなもの（エギというらしい）を購入して
やり方もよく知らないというのに沼津に夜釣りに出かけて
･･･ビギナーズラックである。
一人で堤防で釣りしていたのだが、初めて小魚じゃなくて
ある程度の大きさのものを釣り上げたもんだからもう大変。
竿は大きくしなるし、イカは必死でばしゃばしゃ暴れるし。一人で大騒ぎ。
近くで同じくイカ釣りをしていた別のおじさんに助けてもらったりして
自分で釣り上げた初めてのイカ。

釣れた！釣れた！重い！重い！
墨吐いた、墨！！怒ってる、怒ってる！（釣り上げられたイカだって必死だもの、当たり前だ）
もう見知らぬ人だろうがなんだろうが関係ない。
嬉しいもんだからオジサンにニコニコで無邪気に話しかける私。
白いイカが興奮して黒くなる。吸盤が手に絡み付いて悲鳴をあげる。
もうてんやわんやの大騒ぎ。

このエギというもの、サイズがあるらしく、
私が使っていたのは3.5というもの（オモリなのかな）
お姉さん、エギ、いくつ使ってるの？と私に問うたオジサン。
「えーーっと、5個です！パックで売ってたの。」と答える私。
多分この答えは間違えている。しかもかなりちぐはぐな会話である。
だってラインの結び方も、エギの竿さばきも何にも知らないでやってきて、
見よう見まねで釣ってたら釣れたんだもの。仕方ない。
オジサンは小さめのものを４ハイ釣ったそうだ。
私は20cm大のものを３ハイ。

このエギでの釣りだが、ポーンと海に向かって投げて、
リール巻き戻しながら、竿を大きく上下に振って、エギと呼ばれる魚の模型を海の中で泳がせる。
それにイカが絡みつく、というものなのだが、
巻き戻していて竿を上に振り上げたら、
海面から戻ってきて飛び上がってきた自分のエギが勢い余って
後ろにあった赤い灯台にガコーン！
更にはおでこにヒット、がつん！（コブ出来た･･･）
おなかにヒット、ぼこん！（ぐふっボディーブロー･･･）
頭にヒット、がーん！（げんこつか？！）　
おまけに自分の帽子まで釣れた。

そんな超初心者ぬっこ、である。
でも･･･好きこそものの上手なれ。なんでもやってみなければ分からないものだ。

出勤して、早速みんなに報告。
イカは調理長にさばいてもらって
お刺身にして食べた。
甘い！美味い！
今まで食べたことのない味。
味見だけして、後はみんなでまかないで食べてもらうことにした。
私はまた釣ったらいいんだ。

ドライブにしても、今のこの仕事にしても、釣りにしても、
何にしても言えることなのだけれど熱しやすくさめにくい。
そんな私。
たまたま別の話題で瞬間湯沸かし器のように熱しやすいという
私の性格について話をしていたのだけれど、
そういえば何事にも私、始めたことはすべてにおいて全力投球で冷めないなぁ。

やりたいことがあって
行きたいところがあって
会いたい人がいて
がんばりたい仕事があって。
日々アクティブに、日々前向きに。そうありたいと思う日々。

この週末は仕事に全力投球の日。

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