2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いちご、ベーコン、白ワイン

小粒のいちご、コンテナ1つ。 眉目麗しくない、売り物にならない不揃いな子たちだけど、味はちゃんとイチゴである。 ジャム用に…との事でイチゴ農家さんからただで父がもらってきたものの こんなに食べきれない。ジャムだって何年分出来る事か…。 今日はこ…

自粛なのか、萎縮なのか

「こんな時期だから」・・・最近この言葉をよく耳にする。 買い占めはやめよう、と繰り返し呼びかけられる事で、 「買いだめする事=悪い事」の構図が出来たのは良い事だと思うけれど、 買ってはいけない、出かけてはいけない、という訳ではない。 確かに旅行…

春雷

今、外では春雷が鳴り響いている。 お彼岸が明けて、あっという間に東京では桜が咲き始めた。 確かに日々おひさまの光も強さを増していて、 先日じっとベーコンの燻蒸作業を外でやっていたら 顔がうっすらと日焼けしてしまい 「そばかす」が一層目立つように…

洋服がつなぐご縁

未曾有の災害から2週間が経とうとしている。 こちらは被害の大きかった東北からは遠く離れた海なし県。 それでもあれこれ被害があったのだから、どれだけ今回の地震が大きかったのか。 何かしたいけれど何も出来ないもどかしさ。 そんな中で、自分が出来るこ…

庭の垣根を踏み越えて

自分自身と、外の環境だったり他の人との間に、境界線があると思う。 その境界線は自分を護るためのもの。 動物で言えば、縄張りみたいなもの。 よく人と人とが会話する時の快適距離ってあると思うけれど 私は自分の境界線は過剰に守ろうとするくせに、 環境…

ケセラセラの旅2日目(2) 5分違いのあべこべの電車に乗って

北陸、海鮮食い倒れ紀行のはずだったのだが、諸事情により・・・。 諸事情って、要するに上りと下り、あべこべの電車に乗っただけのこと。 「それだけ」のことだけど、それは凄く大きな事だ。 多分人生の岐路の選択も、こんな風に5分違いのホーム違いの電車…

ケセラセラ旅行記2日目 メインイベント、蟹!

ばばばばーん! 蟹である。(いうまでもないか。なぜか蟹のこの姿って敵キャラっぽいと思うのは私だけだろうか。) 毛穴から蟹の匂いがしそうなぐらい、翌日起きたら甲羅を背負っているんじゃないかと思うぐらい 蟹を食べてきた。 そもそもこの旅の、唯一の…

閑話休題 「ぬっこ時間」について考える

以前なにかの折りに時間の過ぎゆく感覚は、 動物によって違うという話を描いたかもしれないけれどそれは同じ動物に分類されるヒトによっても大きく違う。 時間は同じように過ぎていくけれど、それを捉える感覚は人それぞれだと思うのだ。 そして、その時間の…

ケセラセラ旅行記1日目(2)~国境のトンネルを抜けたら

やっと乗った電車に揺られてしばらくたって、延々とトンネルが続く場所がある。 川端康成の「国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪の国だった」の舞台となった、 上越線の清水トンネルである。 抜けるんだろうか、と思える程長い長いトンネル。 そしてト…

ケセラセラ旅行記1日目(1) 序章

「計画停電」という言葉は今年の流行語になるだろう。 いや、それより何より、2011年が終わるころには もっと世の中が右往左往せずに生活の中になじんでいるのだろうか。 この計画停電に泣かされることは十分承知していた今回の旅。 移動中に停電には遭遇し…

良い知らせをもらう、2度目の懸賞当選

帰ってきたら私に1通のメール便が届いていた。 何だろう…来る予定がないものが届くというのは 何とも気味が悪い。 怪訝な顔をしながら、おそるおそる封を開いてみたら、 そこには某ボディソープの帯に付いていた懸賞に応募した 物の、当選のお知らせと デパ…

ケセラセラの旅、無事に・・・ただいま!

「帰ってくるまでが遠足」 誰しも、遠い遠い頭の片隅にある記憶に残るフレーズだろう。 何しろ根なし草、糸のきれた風船のような私。 興味にまかせてずんずん進んでいってしまうので、 とにかく旅は旅、生活は生活という事で帰らないと あちこち転々と引っ越…

ケセラセラの旅 ぬっこ名古屋に降り立つ

多分私の脳は空間認知能力が低いんだと思う。 地図が読めない訳ではない。 だが、実際に知らない土地に降り立ち、地図を見ながらてくてく歩いていると 自分がどこをどう通ったかさっぱり分からなくなる。 それに高い建物に囲まれた土地では、 なおさら西も東…

ちびっこ探検隊 冒険の途中

ただ今、一路長野に向かっている。 北陸だったんじゃ?!という声が聞こえてきそうだけど、 まぁ今回はいい事にしよう。 実は何故だか富山・金沢行き電車とは逆の電車に乗った。 あぁ…海鮮、寿司が遠ざかってゆく…苦笑 そんな理由で急遽行き先変更。 本日は…

ケセラセラの電車たび

計画停電だ、原発事故だと騒がれるここ最近の世の中の流れの中で なぜ今?!と言われそうだけれど…。 明日早朝から出かける事にした。 行き先は…。北陸縦断カニ食いの旅。 行った先で被災したらどうする、とも言われたけれど、 実際今ここにいても被災する時…

ぬっこ「頑張ってください」という言葉を考える

被災地の方、これから大変だと思いますが「頑張ってください」 この時期よく聞く言葉だ。 テレビで、レポーターさんがマイクを向けしめの一言、引き続き頑張ってください。 芸能人が、大変だと思いますが頑張ってください。 世の中、頑張ってくださいという…

田んぼのど真ん中で、「ええい、ままよ!」と叫ぶ

それにしても今晩はきれいな月夜だ。 アメリカ時間で3月19日、つまり日本では明日がもっとも近づくそうだが、 明日は予報ではあいにくのお天気。 そう思って、いつもよりも暖かい外へ出て空を見上げてみた。 月が大きくぼやけてるのは、カメラのせい。 月明…

紫色のじゅうたんに祈りを込めて

散歩の途中、紫色のじゅうたんを見つけた。 レンゲソウかと思ったら…ホトケノザ! 葉っぱが軸をぐるりと巻くように広がり、 それが仏様の車座に似ていることから この名前が付いたとのこと。 ひとつひとつの花はすごく地味な花だけど まとまると壮観である…

共に生き、共に笑おう

とあるスーパーでの出来事。 保育園にあがるかあがらないかぐらいの、まだ言葉もたどたどしい小さな子供が、 お菓子売り場に手を伸ばしたときに、さっと手を引っ込め、 カートを押して一緒にいたお母さんを見上げて一言。 「がまん、だよね。みんな大変なん…

ぬっこレポート 買占めパニックについて考える

どこのガソリンスタンドも長蛇の列だ。 給油制限があるから、とはしごして満タンにしようと躍起になっていやしないだろうか。 いつもよりもプラスアルファで備蓄しようと余計に買おうとしてはいないだろうか。 1週間や10日もすれば供給は落ち着く・・・はず…

ぬっこレポート 躍らされる街

原発の相次ぐ爆発などで、放射線が漏れ出したニュースが連日続く。 隣県にあたる栃木県、午前中の4号炉の火災関連で放射線が検出されたとのこと。 都内でも、微量の放射線が検出されたとか。 確かに平常時の30数倍の放射線が一時観測されたようだけど、 それ…

四つ葉模様のカレー

ちょうど夕食の準備する時間帯が計画停電にかかっていたので 今日は日中のうちに、夕食の支度。 もしもキャンドルナイトでも、温めるだけで食べられるカレーが本日の献立。 輪切りにしたナスを揚げてみたら、くっきり浮かび上がった四つ葉のクローバー模様。…

野の花に活力をもらう

こんな時こそ笑おう。 大声で笑わなくても、ふふっとほほ笑むだけでもいい。 笑顔は自分も、周りの人にも元気を与えてくれる。 楽しみにしていた菜の花がやっと咲き始めて、咲いた花を見て自然と笑みがこぼれた。 黄色い花は元気を分けてくれる気がする。 凄…

ぬっこレポート 街がオイルショックの様相を呈する

私はオイルショックを経験した年代ではない。 でもこんな感じなんだろうなぁと推測するような出来事が 目の前で起きている。 ガソリンを買い求めようと並ぶ車の列。 渋滞が起きるので、住宅地の中を並ばせて GSに到着する構図なのだが、最後尾の人々の給油は…

ぬっこ、計画停電情報に右往左往する

計画停電の予定が二転三転している。 早朝、防災無線の声で目が覚めた。 1グループに所属した私の住む真岡の6時20分からの停電が中止になった、と 断続的に情報を流し続けている。 いや、やはり状況を見て停電するかも、なんて情報も。 初めての計画停電。 …

ぬっこレポート お風呂難民になる

断水は解消したものの、まだ取水制限が続いている。 茶色に濁った水がちょろりちょろりとしか出ない。 トイレはなんとかこのちょろりちょろりでまかなえるようになったけれど、 飲料水にするには忍びないウーロン茶色の水。 お風呂にはちょっと水量と水勢が…

ぬっこレポート 断水と街の様子と

自衛隊の給水車の水を待つ長蛇の列。 各々水を入れるために持ってきた容器…ペットボトルや水用のプラスチックタンクのほか、 保温ポット、大きなプラスチック衣装ケース(!)、灯油缶、金魚鉢(!!) 持てる限りの容器を手に並ぶ人々。 みんな整然と並び…

地震直後の家の周りは

とりあえず電気がやっと来て、家中の電化製品が通電される。 ぱぱっと付くリビングの電気。 自動的に沸かし始める沸騰ポット。 21時間前の状態に家が徐々に戻ってゆく。 地震直後の地獄絵図。 どこの荷物がどこに吹っ飛んだのかもはや分からず 所狭しと物が…

停電、断水が続く中

新聞では、まるで号外版みたいな大きな字が躍っている。 他人事みたいに新聞を眺めるけれど 余震がユサユサ揺れていて、これが実際起きている事なんだと身を持って実感する。 近所の呼吸器系の疾患で自宅で酸素吸入されてた方が 停電により、供給出来なくな…

とうとう断水

21時を過ぎ、断水。 トイレが流せないので「じょうろ」で風呂の水を汲んできて 流したら、トイレのタンクに手動補給。 あらら、手元が狂い、水を派手にこぼした。 市内には給水車が出た事を知らせる防災無線が流れた。 外では時折防災ヘリコプターが飛ぶ音が…