ぬっこレポート お風呂難民になる

断水は解消したものの、まだ取水制限が続いている。
茶色に濁った水がちょろりちょろりとしか出ない。
トイレはなんとかこのちょろりちょろりでまかなえるようになったけれど、
飲料水にするには忍びないウーロン茶色の水。
お風呂にはちょっと水量と水勢が足りない。
 
いつもぬっこ家は近所の温泉に出かけるものの、営業を確認したら
施設が壊れて復旧に1カ月はかかるとのこと。なんてこった。
車で15分の地域の温泉に営業を問い合わせたら、人が殺到して入館制限をかけたとのこと。
おろろ。これでは風呂に入れない。
仕方ないので、車で30分の温泉に出かけたら、うちと同じお風呂難民が押し寄せていた。
皆、うちと同じような問い合わせをし、そこへ来ているような話をあちこちで耳にする。
 
激混みでも大きな足が伸ばせるお風呂はいい。
温かいお風呂につかれる事のありがたみをひしひしと考えながら入浴。
 
断水、停電が続いている地域もある。
寒い体育館などで避難生活を強いられている人も多くいる。
凄惨な映像が繰り返し流されるテレビの映像。
もしかしたら、海で漂流している人もまだいるかもしれない。
被ばくの恐怖におびえる人々、そして涙ながらに家族の無事を祈る人々がいる。
あまりに辛すぎて目をそむけたい気もするけれど、でもこれも今そこにある現実。
ちゃんとその現実を目に焼き付けて直視したいと思う。
 
明日からは輪番停電が始まるという。
節電節電、今日は早く寝よう。