序章

私が住む湯河原の病院事情はすこぶる良くない。

産婦人科もなければ、夜間見てくれる病院も皆無。
消防署に助けを乞うたら、隣の小田原市内か熱海市内容まで行くように、と。

熱は39℃4分。
頭がフラフラするし意識は朦朧とする。
どうやって行けば?
タクシー代は安く見積もっも手持ちが厳しい為無理。
電車は?駅まで徒歩20分
こんな状態じゃ歩けない。
誰かに助けを乞う。
いや、仕事で忙しくて皆無理だ。

こうなると最も良くない選択をとるはめに。


それは…自力で車で熱海まで行く事。。
決めたら揺らがない。

揺らがないのは意思だけでユラユラ二重にも三重にも揺れる景色。
危険極まりない。

結局縁石に乗り上げる事1回、バックしてぶつける事1回。
何とか病院へ。

それが先週末の出来事。

そこから病院行脚が始まることとなる。