みんながHAPPYな手配

みんながHAPPYであるように、

それは少々現実から掛け離れ、また偽善的かもしれない。
だけど仕事の上ではそう手配できれば御の字だと思っている。

スタッフもお客様もみんなHAPPYなら、そんないい事はないだろう。

顧客第一主義の私としては、
意外とめんどくさい手配大歓迎だったりする。

また今はウェブサイトや口コミを研究しつくすタイプの方もいる。
そういう方は早い段階でそれに気づいてさしあげて
要望はしっかり持っていらっしゃるから手短に。

だけど、そうでない方には少しでもイメージを膨らませられるように。

またわがままで済ませればそれまでの、極端に偏食の方。
野菜は皆食べない。
好きなのは肉、卵焼き、マグロ…
あなたは子供ですか!と思わず突っ込みたくなるが、
それら以外を美味しく食べられないなら、
美味しく食べられるものを提供したい。

さすがにお子様プレートというわけにもいかない。
退けて食べてと言っても、最初から食べられないとわかっていても作る側だって気分が良くないのは当然の事。

お客様の要望は美味しいお肉が食べられればそれでいいと。

日本料理は食べられないものだらけというので鉄板焼きをお勧めした。

え!伊勢海老のグリルもダメと!?
もったいない…
野菜のグリルも…あ、野菜嫌いじゃダメか。


では肉の量を増やしてもらい、品数を減らすという提案を。

大抵一度の電話では済まない内容ばかり。

でも結果、お客様がHAPPYであれば。
そう思うわけで。

限られた時間の中、どれだけ要望を引き出せるか。

そう思う。

部屋の手配もしかり。
リーズナブルにいきたいのか、
それとも少々値段が張ってもそこがいいのか。

要望を引き出すのはなかなか難しいけれど、
相手を察しながら提案、合わないなら違うもの。
そんな風にあれこれ手配。

いつも思うのだが。

電話に必要なのは想像力だと。

いちいち相手の事を考えてられないという人もいるかもしれない。

だけどあえて私は情報が声だけの時には想像力を働かせる。
稀に想像力を飛び越えて、妄想力の事もあるが。

電話口の背景にある雑音。
お客様の声から察する年齢。
トーンや話す速度。

意外とそこここにヒントはある。

いつも同じトーンで話すかと言えばそうでもない。
オペレーターに徹する事がある一方で、
世間話に近い事まで話す事まで。

みんながHAPPYな手配が出来ますように。
私はおもてなしをするための最初の窓口。

今日もそんな事を思いながら。ぬっこ始動。