大地の怒りを受け入れること

地震とは大地が揺れる事。
 
そんな事は頭では分かっている事だが
実際それを感じるのは、建物の中にいて「建物が」揺れる感覚を地震として捉えている。
普通はそうだと思う。
 
だが今日ちょうど地震が来た時に地べたにぺたりと座っていた私。
短い地鳴りの後で地面がミシミシ、ゆさゆさと、きしみながら揺れる。
あぁこういう事なんだな、と身体で感じてはじめて地震を体感した気がする。
 
それにしてもこうも余震が多いと、実際建物の中にいるのが憂鬱でならない。
ここ最近無駄にふらりふらりと出掛けているのは地震を感じたくないから。
果たして大地の怒りは近いうちに鎮まるんだろうか。
 
だけど人間は相手が何であれ制御し優位に立ちたがる。
解明出来ないと今度は予言だとか、そんな事を言いたがる。
先が見えない事が不安だから。
巷では、予言が的中したとか、今度はいついつに大きな地震が来る、だとか
そんな根も葉もないうわさが氾濫しているけれど、どうも私はその手の話には懐疑的だったりする。
 
来るもんは来るし、来ないもんは来ない!来たらそのとき考える!
そんな風に思うようにしているのだけれど
やっぱり怖いものは怖いし、それを素直に受け入れていくしかないんだろうなぁと思う。
人の強みは、たくましさ。
こんな中でもいつしか慣れて、日常に組み込まれてしまうものだ。
 
明日は、青春18きっぷの使用最終日だ。
ちょうど2回分残っているので母と2人で鎌倉旅行に出かける事にした。
夕食後に2人で「明日は何を着ていくか」をテーマに、2人でファッションショーを開催。
ショーと言っても、2人ともありったけの洋服をリビングに展開してあぁでもない、こうでもないと
それぞれが悩み、勝手にそれぞれがこれにしよう!決める、という披露もへったくれもない催しである。
さして旅行行程自体決めていないのだけれど、
とりあえず、ガイドブックなるものをバッグに忍ばせただけでぬっこ的には立派な「旅行」である。
実は私、鎌倉は小学生の修学旅行以来。
楽しみである。
 
地震に縮こまっていないで、何か行動を起こそうとする事が、笑顔に繋がるんだと思う。