いとしの将軍様がやってきた

何も海の向こうの国の将軍様の話ではない。
将軍違いの冬将軍。

大寒波の予報が出ている割には私が住んでいる所に雪は降らなかった。
そう思っていたら、買い物を終えて店を出てみたら、真っ白。
やっと来た!!

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雪が降ったと狂喜乱舞しているのは
多分私ぐらいだろう。
山に降る雪はスキー場にいい雪を蓄えてくれるからいい。
だが今自分が住んでいる所に降る雪は、
生活を不便にさせる。いいことなど1つもない。
だが、メリットなんてあってもなくてもいい。理由なんてない。
ただ雪が降るのが嬉しくて仕方がないのだ。

こうなるともう糸が切れた凧のようだ。
家に帰るのも忘れて何故か夜なのに山へ向かう。
山へ行かなくても今自分がいる場所で十分降っているというのに、だ。
もうこの際理由も意味も目的もどうでもいい。
ただ雪の中車を走らせたいだけらしい。
誰も居ないタイヤの跡ひとつない真っ白な駐車場で
馬鹿みたいにサイドブレーキを引きながらグルグル回りつづけて、
自分の運転に酔った。…気持ち悪い。
いい歳して私は夜中に何をやってるんだろうか。