半日停電

天気はいいのに吹き荒れる風。その風で木が折れ、電線を寸断・・・。
電気のありがたさなんて普段感じる事はない。
当たり前にスイッチを押せば電気が付く。
今日はその当たり前を裏切られた1日。

電気が供給されないせいで建物は真っ暗。
ホテルシステムも使えない。
電気も付かないせいでトイレなんて入るのもはばかられるぐらい真っ暗である。
真っ暗な建物は到着で手続きをする建物。
1キロ離れたホテルの敷地は切れた電線とは別の場所から電気を供給しているせいか、停電は免れた。
それゆえ滞在しているゲストには支障はなかったのだが・・・。

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昼過ぎの停電ですぐに復旧するかと思いきや。
1時間、2時間・・・経過しても電気は付かない。
あたりは暗くなってきてもまだ電気は復旧せず。
キャンドルを大量に持ってきて電気の代わりに使おうとするが
お世辞にも明るいとはいえない。
しかも建物中キャンドルだらけのせいで
何だかこれから儀式でも始まりそうな雰囲気。
はっきり言ってちょっと怖い。
電気は付かないしどうにもならないので
到着したゲストには駐車場に車を停めてもらったら、
そのままその真っ暗な建物をスルーしてもらって送迎車に乗り換えてもらいご案内。
周辺も同じように停電しているようで信号も使い物にならないらしく道路は大渋滞。
電力会社の車がサイレンを鳴らして走り回っている。

だが・・・なぜだかスタッフは私も含めて楽しそう。というか完全に楽しんでいた。
キャンドルをどうディスプレイするか皆でワイワイ。
夕方にはランタンを持ち出してきて外のロータリーに設置。
スタッフにとっては非日常のその雰囲気がなんだか楽しくてたまらない。
いつもよりもそれぞれが楽しそうに仕事をしてあっという間に時間が過ぎた。

ちなみに休憩室にある電子レンジが使えないので、加熱するはずのコンビニ弁当を冷たいまま食べる。
冷凍パスタ持参の人なんて昼食自体とれない有様。
チェックインが一段落してホテルの建物に戻った時、電気のまぶしかったこと、まぶしかったこと。
ああ電気って大切。