送別会

3月は別れの季節。
今日は会社の板前さんの送別会だった。
その人には内緒で、偶然集まった飲み会を装う。

最初は4人ぐらいだった。
それから仕事が終わった順に皆ぞくぞくと集まり、
最後のメンバーが揃ったのは深夜12時。
夕食の接客を終えて駆けつけるとそんな時間である。
集まったのは総勢30人。途中で帰った人も含めれば多分のべ人数で40人近くいたんじゃないだろうか。
別に予約も何もしていない飲み会だったので場所の確保もしていなかったのだが、
人が増えるたびにテーブルをくっつけ、仕切りを取り外してもらい。
気づけばお店貸切である。凄い。
私は最初から参加していたので、なんと5時間の長丁場。
疲れた。

それにしてもなんてまとまりの良い人たちなんだろう。
板前さん全員と洗い場のおばさん、調理補助の人、そして接客担当、デシャップ、アテンド、
責任者、調理長・・・このメンバーがいれば、多分レストランが開ける!というような
そうそうたるメンバー。
結局最後の最後で偶然はうそだったとばらしたけれど
続々と増えるメンバーにやめる板さんは目を丸くするばかり。
作戦大成功である。

・・・だが、明日の朝食担当の人も最後までいて、
明日のレストランは営業できるんだろうか。
というよりも私自身、明日出勤出来るんだろうか。とりあえず寝てみる。