モチベーション急降下

社会人初めての夏休みが幻と消えた。

シフトの調整が付かなくなった、と。
なくなるかもしれないのでご覚悟を・・・と担当より
たった1行だけ書かれたメールが来た翌日、
シフトには本当に長期休暇はすっかり消えてなくなっていた。
覚悟しろと脅されても…
調整が付かないなら最初から持ち掛けなければいいものを。
仕方ない、仕方ない、と呪文みたいに言い聞かせるも納得がいかない。
あまりに納得がいかず怒りもおさまらないもんだから、
大人気なくシフト担当に猛抗議メール。
別に抗議したって休みがもらえる訳でもないのに。

最初から休もうと思っていた訳でもない。
それに今回消えたとはいえ、冬までには必ずもらえる休みだ。
だけど、いざ休めると決まった途端、気持ちはそこへ向けてゴール設定される。
せっかくの夏休みだし海に行こう、とタラソテラピー3泊4日の旅を計画。
久々の友人との再会もしたいと連絡して調整を依頼。
概ね私の中で数日間の休日の予定が固まったところでの話。

モチベーション急降下。まるで抜け殻である。

それにしても人の気持ちというのは、こうも移ろいやすいものなのか。
軌道修正がもともと苦手なせいもあるけれど、
落ちた気分をどう上げたらいいのか術が見つからずにいる。

なんとか自分を元気付けてやろうと
好きな事をしようと思いピザを頼み1枚独り占め完食。
部屋の模様替えをしようと思いインターネットでカーペットを衝動買い。
…それでもやっぱり気分は晴れない。
明日来る団体ゲストの打ち合わせでちょっとだけ出社。担当と打ち合わせ。
…あ、今の瞬間ちゃんと集中出来てた。
だが帰宅してまたどんより曇り空の心。

結局私は休暇が幻になったのは仕事のせいだというのに、
その仕事でしか気持ちを保つ術が見つからない、ということだろうか。
なんだか皮肉な話である。