被災

引き続き停電。敷地が復旧したのが朝の10時近く。
そして、別棟のチェックインの建物はつい先ほどやっと復旧。

そして一晩強い風が吹き荒れたせいで、倒木多数。
出勤途中いつも通る国道脇に生えていたカラマツの大木がぽっきり折れて
道路に横たわって道路を塞いでいた。
敷地のカラマツの木も根こそぎ折れている。

自宅は昨晩には復旧していたので、何となくもう朝には復旧しているだろうという
淡い期待を抱いて出勤したのに、状況は変わらず。
一晩吹き荒れた風雨があちこちの木々を倒し、電線もあちこち切れたり
変電所が故障したりで、早朝の電力会社は町の停電状況が把握出来ないほど。
更に給湯が使えないことで風呂に入れない、というのでゲストが怒っている。
その他不自由が強いられる中で時間を過ごす事への疲れややり場のない怒りが
スタッフに向けられる。
電車、道路は全て土砂崩れや雨量が規定数値を超えた事で通行止めで
早朝の時点ではまさに陸の孤島
出発の案内もしようがない。

私のように職場から近いスタッフはなんとか出勤できるが、
家の前の木が折れて道を塞ぎ出勤出来ないスタッフ、
通行止めの道を迂回してアスレチックコースのように倒木を避けながら細道を通るスタッフ。
メインの街道で渋滞にはまって3時間動けないスタッフ。
家が停電、断水、とライフラインが全て止まってしまったスタッフ。
ある意味被災者だね、と苦笑。

台風が去って夜になってようやくいつもの平和さを取り戻したものの
『普通』の生活がありがたいものだ、とつくづく身にしみた2日間。
台風が去った後の星空は格別にキレイだ。