街が静かにざわめく

明日から焼き物の街、益子は『戦争』である。
春と秋の2回、陶器市があるのだが、明日から5日間、陶器市が行われる。
その時に、とばかり観光客が大挙として訪れ近隣の道路は大渋滞、
店もてんてこ舞い、という状況。
多分年間売上の何割かはこの2回の陶器市にかかっていたりするんじゃないだろうか。

こんな時に益子に行っても誰も構ってくれないよ、という母の忠告もあったのだが
逆にその構ってくれない状況、というのがどんなものなのかちょっと見てみたくもあり
別に焼き物を買う用はなかったのだけれど散歩がてらふらり立ち寄ってみた。

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道路脇に止まっているのは全て搬入の車。
軒先にテントを張る店、
駐車場スペースに鉄骨を組んで
簡易的にスペースを広げている店、様々だ。
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通りには車はほとんど通っていないのだけれど、
店の中では明日からのてんてこ舞いの準備に忙しそう。
お客が入る入り口スペースにまで搬入の焼き物山積み。
明日の開店までには間に合わせなければいけない。
確かになりふり構っていられる状況ではなさそう。

お店によってはある程度もう陶器を並べる段階に差し掛かっている所、
作家さんや業者がぞくぞくと搬入している所、
そして今か今かと搬入の車を待ちわびるテントだけの所、
歩き回ってみると店によっても進捗状況が微妙に違う。
いずれにしろ、いつもはのんびりとした静かな町並みなのだが
人はまばらなのにざわめきたっている感じ。
まさに嵐の前の静けさ、というところだろうか。