銭湯万歳!

温泉は大好きだ。
もともと職場環境に温泉があったり、
そもそも住居とする場所が温泉地だったり
実家ではほとんど家の風呂ではなく温泉を利用していたりと
今の私の生活には共同で利用する温泉が切っても切れない。

だが!
利用したことのなかったものがある。
それは銭湯
下町の友人宅の近くには地域に根ざした銭湯が数多くある。
10年来寄せてもらっていて初めて知った。
そしてブログを書かなかった間に何日か寄せてもらっていたのだけれど
初銭湯を経験。

まず料金が安い。
都内の浴場組合の定めた料金は今の都内の相場には安すぎるくらい。
スーパー銭湯なんて1000円ぐらいするのは当たり前。それが430円だ。
何となく少し鄙びた昭和の匂いがする脱衣所。お風呂場。
シャワーは壁からにょっきり生えている簡易的なもの。
桶は黄色いプラスチック製。
それでも露天風呂があったり電気風呂(これがまた凄い)があったりと
ちょっとした趣向が凝らされていたりもする。
そしてやっぱり下町、湯温は熱かった。

ちなみに電気風呂、だが。。。
浴槽の壁面に金属板が埋め込まれてそこから微量の電流を流しているらしく、
腰などにそれを当てると適度な刺激(ビリビリするけど痛くない・・・らしい)で
疲労を取ってくれる、そうだ。
なぜ全部伝聞調かって。恐くて入れなかった。
これなんだろう、と安易に手を突っ込み直接金属板に触れた私。
その瞬間、イッターイ(痛くないのに)、ンギャー と意味不明の叫び声。
全員の視線が私に集中・・・スイマセン、イヤ、シランカッタモノデ・・・ビックリシテ・・・
誰に言うでもなくその場で小声で言い訳をしながら小さい身体を更に小さく折り曲げて
そそくさと退散する私。
大ばか者だ。

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そしてここにもお風呂コミュニティーがあった。
夕方になって、『頑固オヤジ』と自称する
御主人に挨拶しながら
学校帰りの子ども達がぞくぞくとやってくる。
バスで帰ろうとしていた
何となくらしい顔見知りのご近所さんのおば様と偶然会って、
車で家まで送る約束をしているご婦人。
おば様の笑顔とともにご婦人に向けて言った、一言。
『犬の散歩しなきゃいけなくて急いでたから助かったわぁ』ですって。
なんだかどうでもいい小耳に挟んだやりとりなのだが、
妙にほのぼのする。
そしてお供は勿論ビンの牛乳。
なんてこの場所に合うアイテムなんだろう。
素敵。休憩所に流れていたテレビ番組は水戸黄門だった。
あーなんて平和な夕方なんだろう。

銭湯万歳!