会社はひとつの家族なんだな

人に対して心を開く事とっても難しいことだと思う。
基本的に人は独りだと思うし、考え方の違う相手に対して心を開く事は
弱みを見せることともイコールだと思うから。
誰だって傷つきたくないし、弱みを握られたくない。

だから皆、人との距離を適宜取りながら、浅く付き合うのだろう。

実を言えば私自身、人付き合いは正直苦手だ。
距離をうまくとれずにズバリ言い過ぎて相手を傷つける事も多い。
だから広く浅くの人間関係は、最初からあまり築こうとしないようにも思う。
接客をする上で相手との距離を計りながら付き合う分、
個人的な人付き合いでそれをするのが面倒だと思ってしまうのかもしれない。
でも、少ない人数であれこれ仕事について意見をやりとりしたりする上で、
相手に自ら心を開いていかないと、相手も自分に本音を話してくれないし
関係自体築いていけないんだなあ、と。
この歳になって今更だがそんな事をひしひしと感じている次第。
先入観や自分の垣根は、長い間で知らず知らずに作ってきたもので
一朝一夕に出来るような簡単な事ではない。
だけど気付いてやってみる事に早いも遅いもない。
思ったらそこから始めたらいいんだ。

そういえば私、今まで自分の家に人を呼ぶ事って滅多になかった気がする。
だけど今は泊まる場所としても提供したり、
朝方まで馬鹿話で盛り上がったりもするし家で一緒に食事したり。
別に無理にしている訳でもなんでもなく、
気がついたら自分にあった垣根がいつの間にかひとつ、なくなっていた。
ただそれだけのことだ。
案ずるより生むがやすし、だ。

抱えずに吐き出す事で、はっと気付かされる痛い一言を言うかも、
また言われるかもしれない。
でもそれは突き放す為でもおとしめる為でもなくみんなで重荷を共有する手段のひとつだ、と。
そこに出来る関係はきっと馴れ合いや安寧な関係とは違うものだと思う。
一方では緊張を強いられる事もあるだろうし、また一方では抱え込まずに吐き出せる場でもある。
私は皆とそんな関係を築いていきたいし、そうありたいと思う。

会社というのは一つの家族なんだなぁと思う。
前職だったか前々職だったか忘れたがそんな事を言っていたのを
ふぅん、そうなんだ、とまるでヒトゴトのように聞き流していたけれど、
最近はひしひしとそう感じる。
私は経営者でもなんでもないけど、
まだ生まれたての新しい会社の、仕組みから考えたり、
オープンに向けてあれこれ皆で相談し合ったりしていると
何となく運命共同体であり、その中でどうやって皆がHappyになれるかを考えるし
皆がHappyであるためには会社をうまく回していかなければいけない。

何よりもいい接客をしていくために、私たちがいい関係でなければ。

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