毛刈りをした羊はとっとことっとこ走る

何やら妙に男らしい決断を下した私。
最近の私は、何故だかとっても潔い。
何に対して覚悟を決めたんだか腹をくくったんだか分からないが。
潔さと強さはきっと違うんだな。
だって私は決して強くないし。

朝は絶望的に弱くて起きられないし、食べ過ぎたり悪くなった物を食べたりしてよくお腹も壊すし
子どもみたいにはしゃいで動きすぎて熱も出すし。
（明らかに強い、弱いというのは、そういう意味ではないが）

とにもかくにも自分の弱さも限界も受け入れた上で今やるべき事を私の出来る範囲でどうするのか。
体裁も驕りも虚勢も何もかも捨ててとにかく今自分にやれるだけのことをやろうって。
なんだかそう思ったら、身が軽くなった。
こうして文章にしてみると、何やら陳腐でしごく当たり前の事でしかないのだが。

そもそも人は大して強くもないし、もがいてもがいて物凄く格好悪い時だって当然ある。
全てがスマートにこなせて全てがうまくいく人なんてきっといない。
それでもいいんだと思う。
人としての泥臭さだったりしぶとさだったり。
そういう面を私は決して軽蔑しない。

失敗することだってあるし、負け戦と分かっていても戦わなきゃいけないことだってある。
当然それを自分で受け入れる事には勇気がいるだろうし時間だって必要だと思う。
だけどそれでも信念を貫かんと、あがき、そしてもがき続けることって大切だ。
むしろ私は人のその格好悪い部分を応援するし、全力でサポートする。
きっと私にとってそれが出来ることって本当の意味での人と人との繋がりだと思うから。

具体的に書けない部分がどうにももどかしいが、
一言で言えばどうやらここ3週間で私は気持ちの上でだいぶ身軽になったらしい。
羊の毛刈りかしら。鎧みたいにずっしり着ていたものを脱いでだいぶ身軽だ。
いくらでも走れそうだ。
それとも荒天の中で富士山に登ってきて（車でだが）
そこで余計なものを捨ててきたから？（まるで禊だ）

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つまりは富士は日本一の山だな。なんかきっとそんな力があるに違いない。