かしこみかしこみも申す - 柳に風リターンズ

先日の竣工式だが･･･全て滞りなく終了！

事務所に設置された真新しい神棚の前に
あれこれお供え物一式が並ぶ。
野菜、ひじき、鯛、日本酒沢山。
事務所に生魚が並べられた事にもビックリだが、
鯛や大根やひじきが本社の方のカバンから出てきたことにもっとビックリである。
でもね。色は赤いし縁起物には違いないけれど、キンメダイは、スズキ科のタイとは根本的には違う。
もっともこの際そんな事なんてどうでもいいのかしら。

そしてほどなくしてイケメン神主さんの到着。

イケメンかどうかはここでは全く関係なし

どこぞの高名な神様を真新しい神棚の中に祀ってもらう。

そしてちょっと空いた時間に神主さんに質問。
あの･･･その服は夏服なんですか？
袖口の紐は巾着袋みたいに絞ったりするんですか？
･･･全く神事と関係ない。相変わらず間抜けな質問である。
ちなみに袴の色や袖の房は、階級によって色が変わったり、
房の太さが変わったりするそうだ。
ふぅん。帽子も上着もシースルー。あら素敵。
そんな事を話していたら、何やら恥ずかしそうに笑っていらっしゃった神主さん。
恐れ多い方にそんな素朴な質問を投げかけるような人なんて、
普段はいないんだろうなぁ。
ちなみに冬服もあるそうだが、袴はスースーするので寒いんです、と
率直にあれこれお答え頂いた。スミマセン、馬鹿な質問して。

そして、続々と御偉い様方々が到着して神事開催。

なにやらかにやら…あーだらこーだら･･･かしこみーかしこみぃーも申す。
おかしな節を付けてあれこれ文言を唱える姿は、
さっき、冬はスースーして寒いんです、なんて笑っていらっしゃった姿とはさすが別人。
そして二礼二拍手、一礼･･･不思議な感じだ。
どうにもこういう場に参加した事なぞないもので、どんな顔をして参加していいものやら･･･。
同僚と二人で罰当たりなことにその状況でクスクス笑ってしまったのだが。

そして仕出しのお弁当を並べてのお食事会。
ジュースやビールをテーブルに並べてまわり
業者さんや町内会の会長さんなどなど、
皆が席に着いた段階で
各テーブルの飲み物を栓抜きで抜いて回る。
抜いた王冠をポケットに入れてしまう私のクセ。
もう何年も宴会接客なんてしていなかったのに、
まだそのクセは健在だった。
気付けばスーツのポケットは王冠で一杯、ジャラジャラである。
きっと知らぬ間に身についた癖は、一生抜けないんだろうな。

大勢のお客様を迎えて、工事の段階でお逢いできなかった業者さんと名刺の交換をしたり
あれこれ話をしたりして、仕事モードのひととき。
そして皆さんお帰りになって、宴の後片付け。
バタバタとゴミや飲み物を片付けていたら･･･。
オードブルの銀色のお皿を派手にひっくり返した。

ぎゃあっ！！

私の素っ頓狂な声とともに、床にバラバラと散らばる唐揚げやエビたち。
無駄にしてごめんよ。箸が付いていない子たちだったので
私が後でつまみ食いするつもりだったのに･･･

こんな慌て者の私も昔からである。
お客様の前では大抵やらないが、
片付けとなると慌ててあれこれやろうとして
お茶碗をひっくり返したり。
これは一生抜けない癖とは思いたくない。

ドタバタジタバタ無事終了。
本社の方たちもそそくさと退散。
で････冷蔵庫に残された鯛！持ち帰って欲しかったかも･･･