ぬっこ不審者扱いされる

銀行に必要経費をおろしに出かけたときのこと。
会社のお金なので私は代表者ではない。
最近おかしな事件が増えたりしているだろうし
当然身分確認をされるであろうと思い、免許証と名刺を出した。

だが、免許証の住所は私の自宅の住所。
名刺の住所はうちのホテルの所在地。
銀行に登録してあるのは東京の本社の住所だ。
結局それでは確認にならないじゃないか。

その会社の人間かどうかを確認したいのでここに
登録してある住所を書いてください、と言われたものの
えーと。うーんと。何だっけ?
カバンをゴソゴソして社判を見ながら転記。(相当怪しい)
しかも何故だか社判の住所と銀行登録の住所が違う。
結局銀行側の登録間違いだったらしいが、私の不審者度は更に増す。
会社の人間かどうかを確認したいので、誰か確認の電話をしたいのですが…困る私。(ますます怪しい)
事務所は今誰もいないし・・・支配人は出張中だし・・・
ひとまず本社の経理部長の名前を伝えたりしてあれこれやりとりをしていたら、
それを横で聞いていた隣の窓口のお姉さんが一言。

『大丈夫、この人この前も来てたから』と助け舟。

あぁ、この間はどうもどうも!
前回対応してくれていた人だった。身分確認あっさり終了。

そうだ、前回支配人と出金と振込みの手続きに来た時に、
2つの手続き中のものを同時に呼ばれてしまい
「親分が隣で手続きしてますから代わりに私がやりますね。怪しい者ではありませんので」と
十分過ぎるぐらいに怪しい勢いで話して、横で手続き中の支配人に馬鹿!と叱られ、
そんなやりとりを見て窓口で笑っていらっしゃった方だ。
多分印象に残っていたのだろう(当たり前だ。)

仲良くなっておくと、いろいろ得だ。

それにしても私はどこへ行っても珍道中だな。


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