あんまりいい話じゃないのですが

あんまりいい話じゃないんだけど、それも私の出来事のひとつなので。

疲れてたり、あれこれ心配事があったり、自分の失敗を責めてたり、
そんなことが重なったんだろうと思うけど・・・。
昨日は本当に久しぶりに病気の大発作、戦線離脱。

これって薬でコントロール出来るものではあるのだが、間に合わなかった。
ひざがぐにゃぐにゃで力が入らず立てない。
浅い息をし過ぎて呼吸してもしても苦しい。
めまいで視界がぐるぐる回る。涙がぼろぼろ。そのうち意識朦朧。
同僚に渡された袋で呼吸を戻そうとしても、どうにもならない。
死ぬものじゃないって頭では分かっていても、怖いし苦しいもの。
上司の救急車を呼ぼうか?という声に
大丈夫だから呼ばないで、という返答をするので精一杯。
でも結局事務所の床でそのまま意識をなくしてしまって倒れた。

何時間かして次に意識が戻った時、休みだったはずの同僚が制服姿で
チェックアウトの対応をしている。
ああ私のせいだ。彼女が来ていてそれで休みを取っていたというのに・・・。
楽しみにしていた休みを台無しにしてしまった。本当に本当にごめんなさい。
だってそういう時、お互い様だから仕方ないよ、そう言ってくれたとしても
心のどこかでこんなことがなければ大変な思いをせずに済んだのにって
そんな思いがよぎるのが、ヒトというのもの。

自分がつらい、苦しいという思いよりも何よりも
自分に起きた不具合で、誰かに多大なる迷惑をかけるということが
私にとって一番つらいことだ。

足にまだきちんと力が入らないれど、とにかくここにいては邪魔だし迷惑がかかる。
ちどり足でよろよろなんとか車まで戻って、家に帰ってまたパタリと倒れ。
何度か電話かかってきたり目が覚めたり。
電話ではもう大丈夫、と返答したものの
結局起き上がる気力も食事したりする気力も、動く気力も何もなくて
ちょうど24時間ひたすら寝続けた。

この病気にかかって、ちょうど1年になる。
最初の大発作、確か去年の9月だった。
1年前もそうだったな。
心配する人、困惑する人、傍観する人、迷惑そうな顔をする人。
そんな痛いほどの視線を背中に受けながら、肩を落として戦線離脱すること数十回。
そして休職したんだった。

なくした自信と笑顔をたくさんの人に支えてもらって時間をかけて取り戻し。
フィールドを変えてそして復帰。
なんでも順風満帆なわけじゃない。
ここでもう駄目だと思ったら、また1年前の繰り返しだし。
1日経った今、もう完全に大丈夫といえるほどの状態でもないのはよく分かった。
せっかく1年かけて取り戻した自信も笑顔もたった1日の大きな発作でなくしかけてる。
こんな面倒な持病を抱えてる私を受け入れてくれる人なんて、
どこにもいやしないんだってそんな極端なことまで考え始める悲観的な自分もいる。

でも私は負けない。負けたくない。
ひとつひとつ、また足元にある小さなHappyを探すこと。
みんなに感謝して笑顔を取り戻していくこと。
そして自分の自信を少しずつでも取り戻していくこと。
失敗したら、またやり直したらいいんだ。
私は転んでも転んでも、何度でも立ち上がる。
あきらめたらそこで終わりだから。
もちろん不安だし、悲観的な感情をプラスに変えていくのって簡単じゃないかもしれない。
(単純な私、意外にそうでもなかったりして)

お天気だってそうだけど、雨降りの日もある。
だけど必ずまた青空の日もある。
だから大丈夫。そう自分に言い聞かせるしずかな昼下がり。