運び屋になる

電車、バス文化の土地だからこそある
サービスなんだろうなぁとしみじみ感心するのだが・・・。

それは何かって。
キャリーサービス

箱根のほかには京都にもある。
提携している宿と宿の間で荷物を運んでくれたり、
駅から宿まで運んでくれたりするサービスのことなのだが。
車文化の那須にもリゾート文化が進んでいる軽井沢でもなかったこと。

そもそも宿が提携してないといけなかったりするのだが。
小さなホテルのうちは残念ながら提携していない。
でもお客様からキャリーサービスのご要望。
・・・こりゃいくしかないでしょ。

なぜこういうときってわくわくするんだろうか。私。
キャリーサービスはご利用頂けないのですが・・・私が運びます!と。
あーあ、言っちゃったよ、と思いつつ。
15時までに戻ってくれば何とかなる。他の手配はほとんど済んでいる。

どこもかしこも渋滞の箱根の道。
渋滞の道を横断して抜け道ですいすい。
こんなにどこも動いていないのでは、お客様も到着遅れそうだなぁなんて思いながら
富士山を横目にしばしドライブ。
先方のお宿の方は私が30分車を走らせて来たことに目を丸くしていたけれど
いやいや、時間って結構使いようによってどうにかなるものだ。

さて、今日は早朝出勤で早上がりのはずが急遽そのままナイト勤務に突入。
そして昼過ぎチェックアウトが終わるまで通し勤務。
延べ30時間ほど。長い長い1日。やっと折り返し地点通過。あと半分!
(ちょっと運び屋になっていたのが遠い昔のような感覚。)


それにしても今日の渋滞はひどかった。
芦ノ湖大涌谷、そして小田原から国道1号線富士屋ホテルまで上下線ともに動かず。
さらには東名高速も事故渋滞で全く動かず。
結局あちこち抜け道を抜けても、どこかで必ず渋滞にはまる構図。

那須も軽井沢も自動車文化の土地で、結局車がないと不便だ、という結論だったりする。
でも箱根の場合山間部だけどどこへ行くにも交通網が張り巡らされていて、
むしろ駐車場を探す、満車で駐車場の前で数珠繋ぎで待たされるよりも
車でなくこのキャリーサービスを利用したりして、
交通機関で動く方があちこち観光出来るのかもなぁなんて思った次第。
区間内一定料金でバスや電車やロープーウェーにも乗れるフリー切符もあるし。

なんだか不思議な感覚。