ぬっこ、城を持つ

まもなく久し振りの現場復帰である。
それまでに生活拠点をなんとかしたい。
そう思って引っ越したのが昨日のこと。

1日に一人でやれる範囲に限界があることは重々承知していたつもり。
でも、やっぱりいつの間にかその限界が見えなくなり、がむしゃらに動き回る。
一人暮らし歴も引っ越しの回数も人よりも長いつもり。
それなのに、電気、ガス、水道…ライフラインの開栓依頼をすっかり忘れていた。
不動産屋の開店時間も確認し忘れた。着いたのに、開いてない・・・。

意気込んですっとんで来たものの、そんな有様。

ただ、今までと違う部分。
そこで素直に業者さんたちに困っている、助けて、と言えるようになったこと。
そして困った人に冷たい人は意外といない、ということ。
あ、意外と大抵の事は何とかなるものなのね。

荷物は大した量はない。
だけど、必要なものも…ない。

荷ほどきしようとしたら、収納すべきものが何もなかった。
米を炊こうとしたら、米を研ぐボールも、しゃもじもない。
洗濯機は備え付けなので、洗濯でもしようか…干すハンガーも何もない。

あ…そっか。ないんだった。
慌てて買い物リストを作成。あちこち採寸して必要な物を割り出し、街へと買出し。
お店4つをハシゴして延べ車2台分の買い物。
(車に乗りきれず、今日また店に取り置きしてもらったものを取りに行った)

とりあえず、当面生活に必要なものはそろった。
それらを適正な場所に試行錯誤しながら収納。
そんなこんなで気づけば今日も1日が終わり。

今日の夜になってようやっと落ち着いて米を炊き、
洗濯を済ませてお茶をいれる余裕ができた。

今日は転入の手続きも済ませ、ほぼ1か月ぶりに住所不定無職から解放。
来月には、無職の肩書もなくなる。
日々、一歩一歩前進。

無茶な動き方をしたけがの功名。
明日はぽっかり何もなく1日を過ごせる日。
何して過ごそうかな。


復職まで…もうまもなく!