カミングアウト

それが良かったのかどうか未だに分からないが。

先日上司に話していなかった自分の現状をカミングアウト。

余計な事は言わない方がいい。
そうかもしれない。

だけど、実際過呼吸の発作を万が一職場で起こしたら?
起こさない確証はどこにもない。

大丈夫だと突っ張り無理になった途端パタリといきたくない。

もしかしたら、味方してくれている上司もサジを投げるかも。

いろいろな事を考えた。

そんな事を考え、周囲に必要以上に気を遣い、
それでも受け入れてもらえない現状に、正直くじけ気味に思う瞬間もあった。

本当に倒れる事を想定し
上司に昼間時間を作って下さい、話があります、と改めて申し入れた。

今思えば、考え過ぎだったなぁと思う。
不思議な事に話すと決めたら、
自分が馴染もうと躍起になり気を遣い悩んでいたのが
間違っていたように思った。

だって…私が向き合いたいのは、
職場の人じゃなくてお客様だもの。

職場の人とは当たらず障らずの関係でいたらいいだけの事。

時間が取れずに夜になってしまい、
結局、話す時間が出来た頃には昼間話そうと思っていた事とはすっかり方向性が変わっていた。


率直に、私のグラスは空っぽじゃない、。
人よりもストレスに弱く
そして服薬しながら仕事しているという、私が背負い抱える実情もある。

休む事より自分が本当にしたい事をするために仕事に戻る決断をしてここにきた事。


そして、私はこうして仕事に戻って来られたのが本当に心から幸せに思っていて
この場を与えてくれた事を本当に感謝している、と。

言いながら思った。
私、ありがとうが言いたかったのかもなぁと。
倒れる可能性があります、なんて思い詰めて話したら、
話された側だってどうしていいか分からないし
そんなヤツ面倒見きれないと思って当然だ。


最初にやらかしてしまった事に対し苦言を呈してくれた事もありがたく思っていると。併せて感謝の言葉。
きつい言葉への耐性が低いのは事実だけど
言われた言葉は素直に受け入れているし、
実際気が付かない部分を言ってもらえない事の方が
むしろ私にはマイナスなので言ってほしい、と。

セルフコントロールがうまくないのは事実だけど、
仕事に戻ってきた理由や
今までの経緯もある程度話して
一緒に頑張ろう、と最後に笑顔で声をかけてもらい話は終了。

帰り道思った。
思ったら即行動も勿論大事だけど
何事も少し時間をおくと違うものが見えて来たりするんだな、と。

あ。ブレーキってそういう事でもあるのかもなぁ。

その話の中で、そんな事があったからお父さん倒れちゃったんだね、と上司。

ん?
あ!!

面接やらなにやらあんまり急に物事を進め過ぎて
あれこれ準備やスケジュールの調整がつかなくなり日程変更せざるえなくなり、
とっさに父が倒れたと言ったんだった。

暴走運転の弊害がこんな所に苦笑