不謹慎なランチタイム

昨夜から帰省中。

あれだけ休んでまた休みなの?なーんて厭味を言われても気にしない。
もうずいぶんと長い事通う、栃木の病院受診のためだもの。
実は前回受診時、1番体調が酷い時だった。
どうにかこうにか病院までたどり着いたものの、
路上で倒れてしまい、建物まで車椅子で運ばれ、
しかも自力で帰れなくなり、わざわざ両親に迎えに来てもらう羽目に。

受診もへったくれもない状態で、結局先のばしにしていた。

その頃から考えたら劇的な回復。

いろんな事があるもんだなんて人ごとのように思い起こす私。

生きてたら、皆必ず某か大変な出来事ってある。
私の場合それが今年で、そしてたまたま同じ時期に重なってしまっただけ。

受診と言ったって、最近太った?なんて世間話で終わりなんだけど。

実はここに20年前、3ヶ月ほど入院していた。
病院っていろんな人の人間模様があり、
そして様々な人が受診し、働いている。

当時よく部屋から散歩と称して逃亡、
大学の棟に行ったり、手術室付近や霊安室
自分には関係のない場所なのに、ふらふらと探検。
行方不明でよく放送呼び出しされてたような…

病室の窓からビスケットを砕いてばらまいて、
鳩の餌付けをしたりもしたっけ。
(鳩に名前まで付けてた)
そもそも病院は嫌いだが、
この建物には、妙な思い出があったりして。

どうせ薬を貰うにも1時間近くかかるし
お昼時で外来の待合所も人、人、人。
お腹もすいた。

お弁当を買って
閑散としている手術室近くの通路にあった待合いすに陣取り、
白衣を羽織った先生方の慌ただしい行き来を観察しながらゆったりお昼。

この階は外来の方はほとんどいないので
混み合う中でひしめき合ってお昼を食べずに済む。

(不謹慎な奴だ。)

手術室を出入りする方たちの服には
群青色、グレーがかった緑、手術部と文字がプリントしてあるくすんだ水色、
こんなに色があるのは何故なのかなぁなんて思ったり、
意外とお医者さんにはクロックスを履いた人が多い事を発見したりしつつ、
もしゃもしゃご飯を頬張る。

増築されたり改築されたりで
当時とは雰囲気が変わったけど
基本的なものはかわらない。

病院で懐かしみながらお昼を食べるなんて
変な感じだが…

食べ終わる頃には薬もできていて
そのままピックアップして病院を後にした。

全く何やってんだか。

さてと。
これから3時間のドライブを経て帰らなきゃ。

渋滞避けたいから移動は夜にしよっと。