あの坂をのぼれば 海が見える

杉みき子さんの「あの坂をのぼれば」という詩がある。
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「あの坂をのぼれば 海がみえる」
そんなくだりの詩で、小学校だった中学校の頃の教科書に載っていたものだ。
全文はよく覚えていないけれど、
少年が、「あの坂をのぼれば 海がみえる」という祖母の言葉を胸に、
草いきれがむっとする山道をせっせと登り、登れども幾つも坂を越えども
海なんて見えやしないじゃないかと疲れて座り込んだ時に
空に大きな白い海鳥を見つけ、一片の羽根を手にし、
また希望を抱きなおし「あの坂をのぼれば 海がみえる」と心に誓って歩きはじめる詩だったような気がする。
 
要約してしまうとなんてことのない話だが・・・。
この「あの坂をのぼれば 海がみえる」という響きが妙に気にいってしまい
こうして海辺の坂や丘を見る度に、この詩を思い出す。
 
そして、あの坂を登ったら・・・
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青い空に、まっすぐな水平線・・・海が見えた!
詩の少年ほど私は苦労していないが。