女子力っていったい・・・

「女子会」という響きに憧れる。
なぜなら、私は性別は女子でありながらも、本質は女子でないからだ。
今までついたあだ名はぬっこのほかには、妖怪、コロポックル、軍曹、セクシー(!)・・・

とにかく私は巷で話題の女子力なんて皆無なのだ。

そんな私、那須時代の友人と食事することに。
場所は、赤ちょうちんではなくおしゃれ居酒屋。
(イタリアンと居酒屋どっちがいいか、と訊かれて思わず居酒屋と答えてしまったのだが…)
酒場紀行の私としてはちょっとこれもまた憧れである。
こ、こ、これが憧れの女子会というものなのかしら、と目をキラキラさせる私。

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お通しだってこんなにおしゃれな器にはいって出てきた。
小鉢にきゃらぶきとからっきょうとか、そんなんじゃない。
おぉぉぉ。そんな事にいちいち感動してしまう私。

フラメンコを習っているといきいきと話す友人に、羨望の眼を向け。
女子たるものカバー付きのポケットティッシュを持つべし、という話に
私がハンカチ代わりに持ちあるくものは…日本手ぬぐい。
やっぱり妖怪は簡単には人にはなれぬらしい。

実はその友人との再会は、もう5年になろうか、6年になろうか。
最後に会ったのはいつだったか忘れちゃったね、というぐらい。
人の絆や繋がり、というものは薄くもあり濃くもある。
連絡をしなければいつしかそのつながりは薄く薄く、そしていつしかぷつりと途絶えてしまう事も。
今までの私はそうして、せっかく繋げた人とのご縁を無碍にしてきてしまった。
忙しい事を理由にして猪突猛進するばかり辺りにも後ろも振りかえらなくなったせいだ。
ひょんな事から過去の懐かしい友人や先輩と繋がりつつある今。
今になって新たに、こうしてせっかく繋がったご縁を紡ぎなおす日々である。

ところで、盛り上がりをみせるプチ女子会だが…。
友人にピンク色の可愛いライターを借りた。
裏返して見てびっくり。

ばばーん。「芦野温泉」

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それは栃木県那須町の片隅にある、
ものすごいひなびた湯治温泉宿のライター。
な、なぜこれを…。
「芦野温泉は聖地」なの、とにっこり笑う友人。
…じょ、じょしりょくって一体。


ありゃ、こりゃ同じ穴のムジナか・・・類は友を呼ぶってそういえば言うような。
なんせ私もこの温泉、大好きだもの。