静かに過ごす日

誰しも抱える問題って大なり小なりある。
私自身も、例外ではない。
人はあえてそれを口外することは滅多にない。
ホントなら面白そうな記事や日常だけを書けばいいのかもしれないけど、
いい時だけじゃない、ありのままを書きたい。
天気がいい日も悪い日もあるように
人の心にだってそんな波が訪れる日もあるはずだ。

闇が訪れる直前の深い藍色の空が好きだ。
一番星が輝き始める空には、
小さなコウモリが飛び回り、夜の訪れを待つ。
カラスが1日の終わりを告げる声を上げると遠くでそれに応える声が。

田んぼではクケケックケケッと低い声で鳴くトノサマガエルと、
ゲコゲコゲコゲコ、とかしましく鳴くアマガエルの二重奏。

田舎の夜は滑るように静かに訪れる。
首が痛くなるほど藍から闇へと滑り訪れる夜の空を眺めていたら
少し元気が出た。

こういう時は焦らず動かず自然に任せるが吉。