変な師弟関係

僕悪くないです。どうして怒られるんですか。
悲痛な表情で休憩していた私に訴えかけた森の案内人。
(森の案内人という肩書きを持つフロントスタッフがいる)

適材適所であろうがなかろうが、気が付いた人間が全て背負わされる事が非常に多い。
彼は比較的よく気が付く方のスタッフで
ただ気づいただけなのに叱られたり、仕事を押し付けられたりする事がよくあるらしい。
訴えは、フロントのPCのネットワーク接続が切れた事で
身に覚えのない彼のせいにされ、
しかも別の仕事をしていたのにそれの復旧を命じられた事に対してのもの。
何故か私の弟分みたいにしていつも私が請け負うすき間産業の仕事を手伝ってもらっている彼が
納得のいかないその状況を誰にも言えずに助けを求めにきた、という次第。

弟分がそんな仕打ちをされて悲しむのを見過ごす訳にもいかない。
姉ちゃんが言ってやるから、ぐらいの勢いで内線電話。
内線電話にはたまたまその場に居合わせたウェディングの姉御が出た。
事の状況を説明したら、これまた姉ちゃんが言ってやるから、という勢いで私の話を受け、一件落着。

そもそも人を選んで仕事を請け負うという姿勢自体も良くないのだが悲しい事に現状はそんな感じ。
場合によっては頼んだ仕事も新しく変えた取り決めも、やり方が面倒だったりすると
いつの間にか手抜きされて風化していつの間にかなくなってしまう事なんて日常茶飯事。

それにしても森の案内人と私とウェディングの姉御の間に
なんだか変な師弟関係が生まれている気がする・・・。