田舎のネズミ、恐れおののく

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普段電車を利用することはほとんどない。
多分記憶を辿ってみて、過去2年は電車に乗っていない事に気付いた。
それでも昨晩急遽予定が入り、今日東京に赴くことになった。
駅のホームで待ちながら…通過する新幹線が何本か。
新幹線ってこんなに大きかっただろうか。
こんなに早かっただろうか。
これに乗らなきゃいけないなんて悪夢だ。帰りたい。
轟音をたてながら通過していく新幹線を見て、完全にびびってしまった自分。
多分自分が子供だったら親の手を引っ張って、帰ると泣いて駄々をこねただろう。
乗れば乗ったで酔ってしまい、そのまま無理矢理目を閉じて就寝。

駅に下りたてば人、人、人、人。
車窓に近い景色を見ていると乗り物酔いをする原理と同じで
駅で行き交う人の流れを眺めていて、平衡感覚を無くす勢い。
これだから田舎のネズミは駄目だ。
用事を済ませてさっさと退散。

大袈裟なことでもなんでもない、新幹線で出かけたというだけのことなのだが
私にとってのその非日常は、非常に苦手なもの。
この波に揉まれて日々生活している人たちを本気で尊敬する。

自分の部屋に帰ってきて開口一番。
あーやっぱりうちが一番。
地に足を付けて生活する場所でないと落ち着かない自分がいる。
それにしてもいつからこんなに街中嫌いになったんだろうか。