ほんの少しの進歩

今日はベル業務とディナー対応。

いやぁ楽しかった!何が楽しかったって、ベル業務。
この慣れない環境の中で自分が自分らしく動ける業務だったから。
ここのチェックインの怒涛はありえない、驚いたでしょう?と
他の方がねぎらいの言葉をかけてくれたが、そうでもない。
どこだって一緒だ。…というかもしかして前にいた所も「ありえない」状況だったのかもしれないが。
前に働いていたホテルはベルもチェックイン対応も部屋へのご案内も
特に役割を割り当てておらず手が空いている人間が兼務していたのだが、
ここでは部屋数が前の3倍程あるせいか、ベルはベル、チェックインはチェックイン、
ご案内はご案内と分かれている。
その中で今やるべきことはベルの係だけ。…そう考えたら楽ちんだ。
車を止めて荷物を下ろしゲストを建物の中まで流すだけのこと。
ただ部屋数が今までより増えたせいで1人ではさばききれない量の車が来たり
いつになっても怒涛が終わらない感覚ではあるけれど。

前の会社では車種や車の色、ナンバーなど全て控えていた。
次に来た時に車両ナンバーでゲストを特定できるからだ。
だけどここではそこまでしていない。(むしろどうしてそうするのか必要性を知らないらしい)
私がひとつひとつナンバーを拾ってくるのを不思議そうに控えていた。
一緒にベル業務を手伝ってくれた上司に
必要だと思うがどうしてそうしないのか?と問うたら、それでは是非やろう、ということに…。
実は前の会社でいらして頂いていた方の車種やナンバーをたまたま覚えていたのだが
偶然その方がここにいらっしゃった。
先回りしてお名前を呼んだら???なんで知ってるの?という様子できょとんとしていた。
…そりゃそうだ。ここではリピーターではなかったのだから。
まさか『私が前に働いていたホテルに来たでしょ?』とも言えなかったので笑ってごまかしたけど。
そんなこんなでドリフのどんでんみたいな状況が3時間半も続いて
変なテンションでゲストを流しつづけてベル終了。

ディナーの仕事は今日の自己評価は35点。(多分先日までは25点ぐらい)
一緒に組んだスタッフにどやされ叱られイヤミをそれこそケチョンケチョンに言われたけど
ゲストとこの間よりも少し話が出来たし、みんな美味しかったありがとう、と
笑顔でお帰りになったし、そう考えたら
私の『人よりもずっと手前のスタートライン』からは少しだけ進歩したように思う。
まだまだ他の人と並ぶレベルにはかなりの時間を要するが。
料飲経験のべ10日前後にしてはきっと頑張った。そういうことにしておこう。
それにしてもここの人たち、心の余裕がないというか遊びがないというか…
言い方にすごくトゲがある人が多い。
きっと悪気はないのだろうけれど、もうちょっと柔らかい言い方はないんだろうか。
要するに『若い』んだろうな。