みんなに助けられて

通知表のような評価シートがある。
夏に設定した目標がきちんと達成できたかどうか。
会社に貢献できたかどうか。
自分で頑張ったという尺度だけでなく数字として頑張った足跡を残せたか。
自己評価した後、上司の評価、面談が行われボーナスの査定が決まる。

白紙の評価シートが配られたのを見て悲観する人。
これから頑張ろうと思っていたのに、間に合わなかった、と。

こんな事を言ってはいけないのかもしれないが、正直評価はどうでもいい。
自分の尺度でベストを尽くせていればそれでいいと思うから。
但しあくまで自分に正直でいなければいけない。
例えば目標が達成出来ていても手を抜いていたらそれは多分駄目だと思うし。
私は常に自分に正直でいたい。ベストを尽くせば結果は必ず後からついてくる。
このホテルの仕事は自分ひとりでする仕事じゃない。
周囲にいる人たちに助けられいろいろな人の手を介してゲストを迎えそして送る。
だから周りとの調和ってとっても大切。一人で出来る事なんてそう多くない。
勿論自分がやるべきことは、当然こなさなければいけないけれど、
周囲に助けられて自分の仕事が成り立ってる。
だから自分の評価を上げるために人を出し抜いたり蹴落としたりなんてつまらないことを考えていたら
結局自分自身の関わる仕事も進まないし自分自身も向上しない。

私の中でのここに越してきて新しい環境の3ヶ月は、この調和を取る為に周りの人たちを知る期間。
最初は自分よりもうんと年下の周りの人たちにまで迷惑をかけたり、
失敗したことに対してひどい言い方をされたりしたけれど
今では彼らとも仲良くやっていけるようになった(のかな・・・)
この会社に来て4ヶ月目に入った今、その調和を活かして皆で少しずつ前進しようとしてる。
プロジェクトでもそう。仕事もそう。
みんなに助けられて私は前に進む。

いろんな人たちがいるけれど、それでもここで自分が自分らしく頑張る為には自分だけの力じゃ前に進めない。
前の会社で辞めるまでの数ヶ月、ほんの少しだけ隣のデスクで一緒に働いた人に教えられたこと。
それが今のこの見知らぬ土地で私が頑張る糧になっている。