記憶力の衰え

試験なんていったい何年ぶりのことだろうか。

資格試験でもなんでもない、会社での接客技能試験とやらである。
合格しなければいけないもので、(不合格だと何度でもやらされる)
筆記も実技もある、とんでもない試験だ。

筆記は会社の理念や社員としてのあり方が記してあるマニュアルがあるのだが、
それらを設問に合わせて一語一句間違わず書かなければいけない、という暗記物。
実技試験は最初に5つほど設定されているシーンからランダムに選ばれた物で
お客さん役の役者さん(しかもカップル!)相手に実際の状況のようにこちらも演じて接客する、という物だ。
設定されているシーンはどれも面倒な苦情や質問ばかり。
ちなみに以前試験を受けた人たちによると、突然役者さんはお腹が痛くなったり
また役者カップルで突然喧嘩を始めたりと本番さながらの迫真の演技らしい・・・。

何かの呪文みたいに『リゾートに求められる快適な・・・提供し、・・・を通じて・・・を・・・』で、あれ次なんだっけ?
ゴソゴソ、ゴニョゴニョ・・・
そんな事をしている場合じゃなく他のプロジェクトの発表の資料作成やら
その他諸々やらなきゃいけない物が山積なのに・・・それでもとりあえず超えなきゃいけない関門。
それにしても私の記憶力の衰えたこと、衰えたこと。
いったん覚えたはずなのにもう忘れてる。しかも何かが間違えてる。
歳をとるってこの覚えられない衰えた部分を
いかにして誤魔化したりもっともらしく装うのが上手になるって事なんじゃないだろうか。

なんて思いながら脳細胞がどれぐらいの速さで死滅しているのか調べてやろうと思って、
検索したら、出てきたのが脳細胞死滅チェッカー
ちなみにそのチェックによると私の脳は41.5%死滅しているそうだ。
で、違うって。
そもそも脳細胞がどれだけ死滅しているのかを調べる事自体現実逃避だし
更にこんな適当なチェックテストをほいほいやっている時点で
完全に本線から脱線しているではないか。

記憶力の衰えは加速度的に進んでいるというのに、
脱線の具合は学生の頃と変わらない・・・だめじゃん私。