たまには空を見上げてみれば

最近寒くなってきた。
昨夜は駐車場までの送迎バスが終了してしまい、更には送ってもらえる人も捕まえられず・・・。
仕方なく真っ暗な山道を久々に一人てくてく歩いて帰る羽目に。
距離としては1キロぐらいなのだが、
この時期の人気のない別荘地の街灯のない山道を一人で歩くのははっきり言って怖い。
途中いのししにばったり遭わないことを祈りつつ
事務所から勝手に借りてきた懐中電灯を手にでたらめな歌を歌いながら歩く。

寒さで肌が痛いと思いつつ車に着いたら、青い車が凍り付いて真っ白。
エンジンをかけた車の気温計が表示したのはマイナス4度。どうりで寒い訳だ。

それでも暖気しながら空を見上げたら満点の星空。
こんな寒い夜は星がきれいだ。
さっきまで寒くて縮こまって歩いていたくせに星を見たらなんだかその寒い外に出たくなって、
暖気中の車の横、駐車場で大の字に寝転がる(傍から見れば変人だけど誰もいないので)
冷たい空気の中で大パノラマを独り占め気分。
星座なんてオリオン座とカシオペア座ぐらいしか知らないけど、
ほんのひととき時が止まったみたいな有意義な時間だった。