除夜の銅鑼

年末年始のイベントの企画。
今日はゲストがいない日。格好の準備日和である。

社員会が終わった夜、みんなで会社に戻る。
実は除夜の鐘を敷地で鳴らす予定があり、
その鐘がどこまで聞こえるのか、部屋で聞いてうるさくないかなど音のチェックである。
トランシーバー片手に敷地内に散る。
ちょうど敷地の中央付近に鐘ではなく「どら」を用意してゴワーンと音を響かせる。
遠くで聞くその音は除夜の鐘とは違うけれどなんだかすごく味があっていい感じ。
『A地点、音OK』『B地点音聞こえず』
・・・そんなやりとりを繰り返しながら除夜のドラは開催決定した。

当日は、そこで樽酒を振舞い、焚き火を焚き、すぐ隣の建物で年越し蕎麦を振舞う。
建物の中ではかご盛りのみかんが用意され、敷地の池には紅白の行灯。
カウントダウンパーティーなんてそんな大規模な物はないけれど静かに迎える年の瀬。
こうして出来上がっていくイベント。すごく楽しみである。