なんか残念

年齢なんて正直気にしてない。
年下の子に横暴な口の聞き方をされるのも慣れている。

たまたま、今日は仕事の流れが落ち着いていた。
時計を見たらちょうど定時。自分の仕事もない。
温泉の深夜の定期清掃の係にはなっていたけれど、
その時間までなんにもせずにぼーっとしているのも時間の無駄だ。
大抵そういう時、夕食の責任者役の人は業務上最後まで残らなければいけないので
スタッフの無駄な残業を出さないために自分が仕事を請け負って、余っている人員は帰らせたりする。
ちょうど今日の責任担当者は私よりも5つほど年下の子だった。

彼女は、『休憩15分とってらっしゃいよ、あ、あと温泉のチェックもしに行ってね。
それからなら帰っていいから』と。・・・一同あんぐり。
彼女が言い放って去った後で顔を見合わせて苦笑い。
別に誰に物を言っているんだなんてつまんないこという気なんてさらさらないけれど、
考えてみれば私もその人に休憩とってらっしゃいよ、なんて偉そうに言われる筋合いもない。
結局周囲のスタッフ皆で温泉のチェックを肩代わりしてもらえる人を探して
定時で退社してきたのだけれど。

その横暴な物言いも、自分が当日の責任者としてやらなきゃいけない
最低限の労務管理がまともに出来ていないことも残念ながら多分彼女は気づいていない。
いつも人の失敗に対しても身から出た錆だ、とかあんなやり方だから失敗するんだ、とか。
でも結局横暴な物言いは結局自分が損をする。

もう少し軟らかい物の言い方だったら、その事を伝えてもよかったんだけどな。
なんか残念。