アタママッシロ

どんな面接でもプレゼンでも大抵行き当たりばったりでどうにかなってしまう私だが・・・。
いやいや久々にアタママッシロ・・・空白のプレゼンの時間である。
知っている人が大勢いるのであれば、平気なのだが。
ほとんど知らない人だらけの大きな会場でのプレゼン。

なんとか正気を取り戻そうとして自分の番を待つ間小声で馬鹿話をしようとしたりするのだが
駄目だ、馬鹿話まで上の空。支離滅裂。

こうなることを予想して、30分話す内容を全部文章にしてシナリオを作ったおかげで
どうにかこうにか乗り切ったものの・・・。
プレゼンやその後の質疑応答で流暢に喋っている自分がいる一方で、
あーなんか私口が勝手に喋ってる、というもう一方の自分。
余裕ゼロの時間が刻々と過ぎていく。
ああ何故周りの人たちはこんな険しい顔してるんだろうとか
パソコンでカタカタ何かを打ち続けてるんだろう、とか思いつつ、
静けさに響くいろんな人のキーを叩く音ばかり気になって仕方ない私。
(この会社の人たちはメモを取る代わりにパソコンに保存しているらしい)

いやいや、今プレゼンの真っ最中だから集中して。
って周り見てたら、どこまで喋ったか忘れた、あらら画面一つ進めすぎた。
口が勝手に喋っている私の心の声である。

プレゼン自体は無事に終わったのだけれど、
自分が話した内容を全く覚えていないので、良かったかそうでなかったかすら分からない。
結果はどうあれいい経験。というかちょっとした度胸試しみたいなものだったんだろうか。
終わってから、ご褒美にアロマトリートメントに行って来た所、
今までで一番凝ってガチガチだったそうだ。
そりゃそうだ。多分今までで一番緊張したのだから。