職業病だろうか

接客の仕事をしているとやはり他の接客を受けるゲストの立場になったときに
立ち居振る舞いや言葉遣い、気になるものだ。
私自身何度かお客の立場で指摘をした話を書いたことがあったかもしれないけれど、
先日事務所で同僚と話をしていたときに皆そんな経験があるんだなって思う出来事があった。

のんびりした雰囲気でいつも笑顔の後輩スタッフ。
私の中での彼のイメージは茹ですぎたほうれん草。(非常に失礼)
なんとなくくたっとしたイメージだからだ。
そんなほうれん草君が怒った。

その日彼の髪型はサザエさんみたいなどこかおかしな髪型だったのだけれど
それを指摘したら、人生で初めてあんなに怒りました、と。
美容室の接客があまりに失礼過ぎて腹が立ち、カットの途中で席を立ち帰ってきてしまったのだという。
距離感の取り方を知らない、その美容室の店員は
会話しようにも相手との接点が見つからないので
パチンコなんてしない彼に対してパチンコ熱いっすよね、なんて
とんちんかんな話題を振ったりして自分の話を延々し続けたらしい。

それを話していた横にいた別の人は
NTTの電話応対に、接客する側としてあるまじき言葉遣いだと電話口で説教した事がある、と
苦笑いで話していた。

みんなそれぞれ接客するってどういうことか、
ゲストと話をするときの距離感も会話の内容も、立ち居振る舞いも日々考えて過ごしている。
だからこそ日常の中で、人の接客を目にすると気になるんだ。
そんな私もしかり。
マクドナルドのバイト店員に腹が立って本社にメールしたことがあったっけ。

それだけ許せなくなって腹を立てるなんてみんな『若い』んだろうけど。
そんな一生懸命な人たちが働く、今の職場である。