無心に蛙

ホテルの広大な敷地の中に昭和初期に建てられた茶屋がある。
そこを暖かくなってくるこれからの時期お客様のお休み処として開放するのだが
そこで、昼間は大人の塗り絵や写経、折り紙遊びなど
昔懐かしい、でもなぜだか無心になれるような物を用意して
ゆったりと滞在を楽しんでもらおう、という企画をしている。
その昔、長いこと入院して療養生活を送ってる間にひまつぶしで
折り紙で何枚も組んで八角形や六角形の箱を作っていたのが講じて
大人になった今でもたまに気が向くと何か作ってる事がある。
…で、そんな私の担当は折り紙。

本当は、来たるGWに向けてお客様が簡単に折れるようにコイノボリとカブトの折り方ガイドを作成し、
さらにサンプル用のコイノボリやつづら箱や・・・諸々作らなければいけない。

そんな中インターネットでみつけた面白そうな折り方ガイド付きのカエル。
プリントしてそれこそ無心に山折り、谷折り…せっせと折ること40分。

でーきたっ!

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膨らましすぎてデブ蛙になってしまった。
一人達成感に浸ってみたものの、ふと気がついた。
作らなきゃいけないものは一つも出来ていないではないか。
でもなんか楽しかったからいいや。