物憂いの昼下がり その2

昔から手入れ不足で結局枯らしてしまうというのに、
何故か私の部屋にはいつも観葉植物がある。
今日は何故か小さなベンジャミンとアジアンタムを衝動買い。

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このアジアンタムはシダ科の植物で、
葉に水気が多くないと葉が縮んで枯れてしまう。
エアコンの風が直接当たるような乾燥した環境は苦手。
だが水気を好むくせに通気性が悪いと、根腐れを起こして枯れる。
一旦枯れじめると小さな葉は黄色くなり、
どんどん枯れ落ちて手の施しようがない。
そんな繊細な状態はアジアンタムブルーと呼ぶらしく、
恋愛の状態になぞらえた同名の映画もあった。

ちなみに、ごくまれにその状態から、
再び青々とした葉を茂らせることもあるらしい。
ま、私が昔育てていたアジアンタムも、私の昔の恋愛も、
そんな例外なく枯れ落ち、そして終わったのだが。

以前父の取引先でレンタル観葉の会社の人がいて、
デパートや会社へ貸し出しした後の植物を譲ってもらったりして
実家にいた頃、私の部屋は観葉で溢れていた。(でも大半は枯らした)
犠牲になった子たちは今まで数知れないが、それでも今も昔も観葉植物は私の部屋に沢山ある。

衝動買いとともに、更に衝動的に観葉の土や大きめの鉢まで買い込んで
気まぐれに家にあったユッカを植え替え。
玄関先でバケツに水を張って鉢から外したユッカの根を洗い、古い根を取り除き、
ふたまわり大きい鉢にお引越し。
いいお天気の中での土いじりはなんだか気持ちがいい。
大家さんちの庭の水道は、すぐ隣に流れる小川から水をくみ上げ引いたらしく、
車を洗ったり、植物に水をあげたりするのは、この水を使ってもいいよ、とにっこり。

物憂いの昼下がりはこうして過ぎ、ちょっとだけ癒されたような気もする。
さて明日からまた仕事。頑張らなきゃ。