タヌキにうなされそう

秋のルームサービスメニューにお月見セットを加える計画。
月を見ながら部屋のテラスでお酒を楽しんでいただこうという趣向らしい。
私は企画している当人ではないのだけれど
たまたま会議で同席していたばっかりに、実家から程近い益子まで買い付けに行く羽目に。
今回の帰省はそれが目的だった。休みなんだか仕事なんだか。

何故益子かというと・・・
益子といえば、このシンボル的な存在。巨大タヌキ。
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合いそうな酒器が土っぽい昔ながらのもの、
このタヌキが持っていそうなのがイメージなのだという。
こういう徳利は昭和の初期くらいまで使われていた
いわゆる『貧乏徳利』と呼ばれるもの。
売店が店の名前等を書いた徳利を客に渡し、
その中身が無くなったら店に入れに来るという販売方法をとっていた。
私としては、時代劇で浪人がこれを肩からヒモでぶら下げて
そぞろ歩きしているイメージなのだが。

何度も益子には足を運んでいるけれど、
いつも小さなギャラリー巡りばかりで、
大型バスが立ち寄るようないかにもお土産屋さん的なお店は素通り。
足を踏み入れたのは小学校以来じゃないだろうか。

貧乏徳利なんていまさら需要もないので、
実際のところ販売されていない。
だが趣味の悪い花器や倉庫の奥にあるものまで引っ張り出してもらい
それらしいものを写真を撮りメールを送りながら
どれをサンプルとして購入したらいいか担当者に確認。
店の人まで巻き込んであれでもない、これでもない、と悩むこと1時間半。
とりあえず次の会議で持ち込むものを2つ購入。

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それにしても、だ。このタヌキ。
よくよく見てみると、恐い。
みんな目を見開いてこちらを向いている。
夢に出てきてうなされそうだ。