ささやかな豪華ランチ
起きたらとんでもなくひどい気分だった。
どんな夢だったか全く覚えていないが、
目が覚めたら心臓が口から飛び出しそうなほど動悸がする。
息苦しくめまいまでする。
とにかく暗闇で暴漢に追いかけられ
襲われかけたんじゃないかというぐらいの最低の気分。
なにやら寝ながらにして発作を起こしていたらしい。
参ったな。
どんな夢だったか全く覚えていないが、
目が覚めたら心臓が口から飛び出しそうなほど動悸がする。
息苦しくめまいまでする。
とにかく暗闇で暴漢に追いかけられ
襲われかけたんじゃないかというぐらいの最低の気分。
なにやら寝ながらにして発作を起こしていたらしい。
参ったな。
ひとまず正気に戻ってほっと一息。
カーテンを開ければ雲ひとつないいい天気。
真っ青な空。眩しい太陽。
1日の初めがとんでもなく最低の気分だったせいで出かける気も起きない。
だけどこんな日に家で鬱々としてるのももったいない。
カーテンを開ければ雲ひとつないいい天気。
真っ青な空。眩しい太陽。
1日の初めがとんでもなく最低の気分だったせいで出かける気も起きない。
だけどこんな日に家で鬱々としてるのももったいない。
気を取り直して何故か窓拭き。
身体を動かせば嫌なことなんて忘れる。
朝が台無しになったので、お昼は豪華にランチを食べに出かける事にした。
そこは歩いてたったの5分。
小さな神社の木陰である。
身体を動かせば嫌なことなんて忘れる。
朝が台無しになったので、お昼は豪華にランチを食べに出かける事にした。
そこは歩いてたったの5分。
小さな神社の木陰である。
ひなたぼっこしながらのランチ。
お弁当の中身は温めた残り物のチキンと
冷凍の焼きオニギリという
かなりお粗末な内容だけど、
ほうじ茶はせっせと緑茶から炒った
炒りたてホヤホヤのものだ。
熱々の茶葉を急須に入れてお湯を注ぐと
ジュッという音とともに立ち上る香ばしいいい香り。
ポカポカの日差しにすぐ傍を流れる川のせせらぎの音。
これが私なりの即席豪華ランチである。
景色も立派な要素。
ゆったり流れる素敵な時間。
どうして同じようにして過ぎていく時間なのに
こんなにものんびりとした時間に感じるんだろう。
ささやかだけど、かけがえのない贅沢な時間。