二束三文で手放す

ここに引っ越してきた時、荷物が3トントラック1台分だった。
これは独り暮らしでは異例の多さらしい。
場所を取ったものといえば
テレビ台兼用の大きな収納家具(ちなみに自分で組み立てたので運ぶ時に油断するとバラバラになる)
あとはソファーぐらい。
それでも異例の多さは何故かといえば・・・
引越し直前のトラブルで荷物を選別する間もなくなり
多分不必要なものも必要なものも選別せずに
なんでもかんでもダンボールに詰め込んで運んできたからだろう。

その中にはダンボール1個半分のおもちゃ、なんてものもある。
(これはこれで丁寧に出してこっそりと棚の中に並べて飾ってあったんだけど)
いくらケロロ軍曹が好きだからといって、ダンボール1つ分は多すぎだ。
気に入っているもの2つを残して売りに出す事にした。
1つ1つ丁寧にふきあげて、買った時の箱に仕舞い・・・。
それが!・・・査定額まとめて600円ですって!なんと!!!
確かにガラクタですが。ええ、間違いなく。
それでも私が売りに出したのと全く同じ物が、1個800円や1000円で
その店で売られていたりするのにどうも納得出来ない。

納得出来ないけれど、手放すと決めたこれをまた持ち帰って、
買い取ってくれる別の場所を探すのも面倒だ。
そもそも売るのが目的ではない。
そう思って泣く泣く?二束三文で手放してきた。
コンビニの食玩売り場で買占めしたこと
ガチャガチャで子どもと順番争いをしたこと
走馬灯のように巡るいい思い出・・・(んなこたーない。いったい幾つだ、私?!)

ちなみに往復のガソリン代のが多分高かった。
こうして人は大人になっていく。
もっともこんな調子では多分私が大人になる頃にはすっかり老いているだろう。