変わらないもの

昨夜は都内の友人宅に寄せてもらった。
ひょんな事から大学時代の友達とのプチ同窓会で都内にて飲み会。
最近ずっとアルコールを断っていたのだが久々に飲み、ほろ酔い(泥酔?酩酊?)で帰還。

今日私にとっての大進歩は
苦手だった乗り物のひとつ、バスに乗って目的地に行けた事だろうか…

大学時代、はっきり言って私はダメ学生だった。
思い出すのは、学食のいつも同じ席に陣取って
授業にも出ずみんなで集まり、他愛もない話をした事
近くの蕎麦屋で美味しかったメニュー
…学業の話なんてこれっぽっちもないのだが
あまりに笑い過ぎて表情筋が痛い。

それぞれがそれぞれなりの道を歩んだ訳で、
10年近く経てば抱える事情もまた、その経た時間だけある。
だけどそれだけ時間が経っても、共有した過去の時間は変わらない。
抱えるしがらみとかそういうのを抜きにして
その頃と変わらない感覚で接する事が出来る友人っていいなぁとつくづく思った。

いつも飲んでも全く顔色も変わらないし
どうやら強靭なタガが自分にはまってるお陰で
たとえ酩酊状態であっても端から見ればそうは見えないのだが
そんな私が珍しくダメサラリーマンの如く
バスを降りてから友人宅までの肌寒い風の中
あっちへよろよろ…
こっちへふらふら…
そんなタガがはずれた自分もまた、ある意味で新鮮である。