自分の手でモノを書くこと

手帳繋がりなのだが、最近自分の手でものを書くという事って大事だなぁと思う。

スケジュールにしろ何にしろ、文章は全てパソコンを使う生活になりもう何年も経つのだが、
浮かんだ事を手書きより早く残せるメリットがある一方で、どうも書いた内容が深く心に残る事がない気がするのだ。

脳みその使う分野が違う、というか、言葉や文字に対しての感覚が手書きとキーで打ち込むのでは少し違う気がする。

いつもの日課で、実家に滞在中1日1度はココアやお茶を飲みにファーストフード店に行く。
いつもそこで本を読んだり人間観察をしたりしていたのだが絵でも言葉でも思い浮かんだもの何でも手で書いてみる。
日記にも詩にもなりえない脈略なく並んだ言葉たちは、なんの意味もなさない。
でも何故かその行為に対してすごく新鮮味を感じる。
子どもの頃にやった落書きとさして変わらないというのに…(子どもの書く絵の方が数倍マシだが)
効率や進歩の面から言えばキーボードで打つ方が勝る。
ではわざわざ今私が紙に手で書くことに還ろうとするのは、果たして退歩なのだろうか。

何となくそのめんどうで非効率な過程は、
書いた絵や文字について、後々まで自分の中にきちんと記憶に刻まれて残っている気がする。

そもそも記憶ってそのときの情景も一緒に覚えてるもの。
それが紙の肌触りや書くペンの筆圧、インクの匂い、書く内容に対して覚えていようとする付加情報が多い方が、
結果的にそれを書いのこした実体験として残りやすいって事なのかな。

そして…悩み抜いて買った手帳は『ほぼ日手帳
ふざけてるのか大真面目なのか計りかねる所もあるけれど、
ビジネスライクに使えるのと同時に、自由に書くことに対して多くページが割かれている所が決めた理由。

来年は手書きを見直す年にしよう。
手帳はインターネットで購入したので届くのに数日要する。早く届かないかなー楽しみである