形に残らないけど大切なもの

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昼になっても山の木々についた
霧氷が消えずに残っていた。
いつも朝の早い時間にしか見られず、
気温が上がるとともにすっと消えてしまう。
早起きが苦手な私は、
それゆえにこれを目に出来る事は少ない。
散歩に出かけて転ぶのはもううんざりなので、
家の前からパチリ。


同僚が泊まりに来ていた。

同じ時期に入社して一緒におしぼりを巻いた仲、
何となくこのまま去るのは口惜しかった。
だから話せて良かった。
お酒を飲んで仕事の話は白熱してしまうので、普段は出来るだけ避けるけど今回は別。
それにしてもよく飲んだ。
あれもこれも家にあるお酒を持ち出して飲んだこと飲んだこと。
朝方になってようやく眠りについたけど、本当に楽しかった。
久しぶりに仕事脳を使った感じ。もっとも大半は思い出話だが。

料飲経験がなかった私は、彼女にいろいろ教えてもらいそして助けてもらった。
実際今回も相変わらずヘタクソなワイン抜栓のミニ講習までしてもらったし。
自分のする事や考えにすっかり自信をなくして折れてしまった私だが
そんな私を目標だったと言ってくれて嬉しかった。
ようやく立ち上がった私も、あなたを目標にして頑張ります。
大丈夫。やれる。お互い。

そんな人との出逢いって、本当に大切。
接客するとかもてなすことって、目に見えない、カタチに残らない仕事だ。
だけど、カタチに残らないものだからこそ、その瞬間に一挙手一投足を集中する。
それってどんな仕組みでもカバー出来ない面が多くあると思うし、
だからこそお客様との出逢い以上に、一緒に働く仲間の出逢いも大切だ。
一緒に働く仲間から教えてもらえる事は、自分で学ぶ事以上に多いものだ。
またいつか会う時に、私が成長出来ているように、私は私の道を信じて進もう。

同僚を見送りがてら、消えゆく霧氷を見ながらそんな事を考えた。