会話の引き出し

業者さんとの見積もり打ち合わせ。
・・・打ち合わせと言っても、雑談95%、見積もり内容の説明5%といったところ。
実際の商品は資料も頂いているしある程度の説明もして頂いている。
今日は見積もりだけ頂けば話はおしまい、のはずだった。

だけど、ふと、あちこちのホテルや旅館に出入りしているということは、
その業者さんの目で見たそれぞれの施設の情報を持っているということだ。
・・・こりゃ話を聞かない手はない。
営業さんだから、もともと話しをするのは嫌いでない方。
あそこはどうなの?ここはどんな感じ?
この地域の他施設の事情やら、直接関わりのない他の地域の話まで。
話を振ればいくらでも広がる話。

そんな話をひとしきりしてから、日光のとある旅館に入っているコンサルタントさんの話になった。
その担当の方、私と同年代で幾つも担当を抱えてかなりやり手の方だという。
そのコンサルさんと話をしていた所、日光の二社一寺もご存じなかったとのこと。
最近の方はあまりに視点が狭い方が多くて驚く、という話だったのだが・・・。

宿泊施設の経営コンサルタントとしてやるなら、
宿泊に関する事や営業のノウハウに特化して知っていればいいのかもしれない。
だけど、実際経営する上でもその土地の強みとなる部分は知っておいて無駄はない。
いや、むしろ必須だと思う。
残念ながら?私は『最近の方』ではないので、雑談は大歓迎ですよ、と笑ったのだが
会話の引き出し、だよなぁとしみじみ感じた話。
日光の話から北軽井沢にある鬼押し出しのお土産菓子の話まで出てきて、
その場で今すぐ知識として使われない話、というのはあるかもしれないけれど、
無駄になるものなんてひとつもない。

なんでも吸収。
脳みそはスポンジでいたい私。(海綿化?・・・いやいやそれは困る)