シュンラン現る

お山でもポカポカ日和。
だんだん桜前線も山を登ってきているみたい。
この辺りの春も、もうまもなくかな。

昨晩からパソコンでカタカタ調べ物やら資料作りやらひたすら内職。
一応会社勤めのはずなのだけれど、建物がまだないものだから
大概家で資料作りをしたり外での打ち合わせをしたり。
隠居生活とさして変わりないようでいて

肩が凝ったので気晴らしに外に出てみたら
お隣さんはデッキチェアーに座って飲み物を飲みながら
サンデッキでのんびり日向ぼっこしていた。
あら、今日はお休みですか?なんて世間話なんぞしながらフラフラしていたら
私は庭にニョキニョキと生えてきた怪しい植物を発見。

怪しい植物の正体はシュンラン
地味な花だけど、日本産の蘭の一種。
自生しているのか、それとも前の家人が植えたのかは謎だけど、
山野草を販売している店頭でしか見たことのない花。
興味津々である。
まだ花は開かないようで、もう少しかなぁ、なんて思いながら
楽しみに観察。
観察日記でもつけようかな。

引っ越してきた当初、いつもしかめっ面で
ご挨拶しても仕方なさそうに返事してくれていたお隣さん。
今日はまるで別人かと見まがうぐらいの柔らかい表情。
お山の沢山の野鳥のさえずりのBGMの中で春の息吹を肌で感じていたら
誰だって嫌な事も忘れてしまうだろう。
それぐらいなんだか今日は穏やかでのどかな1日。