動と静

事務所に荷物が届くはずが、私が空けた隙に届いてしまい、
結局再配達の宅配業者を待って事務所に缶詰の私。
この土地は、一度荷物を受け取り損ねると時間がかかる。
山を降りた車が再度この土地に上がってくるとなると
道路は年中渋滞しているせいで恐ろしく時間がかかる。
事務所を空ける訳にはいかないが事務仕事は一段落しているので、
ベランダの掃除をして事務イスをワッセワッセと運び出して日光浴。
ああ、それにしてもいい天気だ。

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部屋の中よりも外の方が快適だったりして。
ポカポカ陽気でお茶を飲みながら
雲の動きを眺める私。
山すそにあるゴルフ場からカコーンとボールを打つ音。
すぐ近くのホテルの工事現場では足場を組んだり
トンテンカントンテンカン、と
足場を組んだり機械を動かしたりと
せわしく動く作業の方々。

それにしても時間というのは、
その時の自分の感じ方でずいぶん変わるものだ。
『ゆったりした時間』というのは、自分で作ってそして感じるものなんだな。

もともとせわしく動く事が好きな私。
それは今でも変わらないけど、こんな風にのんびり過ごす事で
自分の時間軸の捉え方が少しだけ変わりそうな気がする。
そしてそれは自分が今まで持っていなかったものだ。
何もせずにその場で過ごすなんて昔の私では耐えられなかった。
だけど今の私はそれはそれとして楽しめている。
せわしく動く状況でも今の感覚を忘れずにいられるといいな。
動と静をうまく使い分けられるといいのだけれど。

動と静は表裏一体。
行動自体は動、私自身の内面は静でいられたら。
なんか中国の陰陽思想みたいだけど。
今までの私は、内面まで揺れ動き動き続け過ぎたせいで、
行動に無駄が出てたんだ。
結局のところ自分がどんなに揺れても慌ててもしょうがない。
せわしない時ほど、淡々とこなした方がいい。
冷静に冷静に、というのはそういうこと。


陰陽互根

陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、互いが存在することで
己が成り立つ考え方。