温泉はたんこぶに効くか否か

今日は久しぶりのいい天気。
桜が満開のお山と違って、山を降りたらもう桜の次の季節。芽吹いた淡い緑が眩しい。
なんだかとってもウキウキ気分で観光客でにぎわう駅前の観光案内所へ。
そこでは外国人の一人旅の女性が宿の紹介を受けていた。
現地に着いてからの手配なんて凄いな。
そんな私は片っ端からパンフレット収集。

それが済んでお山に戻る途中に災難は起きた。
どうやらそのウキウキ気分が過ぎたらしい。

コンビニに立ち寄って山積みの商品が入ったコンテナが邪魔だったので
ちょっと押して避け、しゃがみこんで一番下の棚の商品を物色していたら、
どうやら私の避け方が乱暴だったらしく、
ジェンガのコマがバランスを失って崩れるように
6段重ねのプラスチックコンテナの山がガラガラガラッとものすごい音とともに崩れて
頭の上に青い塊が降ってきた。
まるでコントみたいにコンテナの下敷きの私。

タ、タ、タスケテェッ・・・

大きな音に驚いた店員さんが飛んできて
お客様、お怪我はございませんでしたか?ですって。
コンテナが降ってきたぐらいで別に怪我はしないけど、
それよりなにより死ぬほど恥ずかしい。
だって、アンパンマンのパッケージのオムツや日用品に埋もれた私。
そんな時の周りのお客さんの視線は冷ややかだ。

それにしても、お怪我はございませんか、なんて初めて言われたような気がする。
そのときは必死だったので、痛みなんて感じなかったけど
帰ってみたら頭にたんこぶが出来ていた。
最初に降ってきたのがいい感じに角がヒットした。あぁあれに違いない。

こんな時は湯治だ、湯治、という事で、事務所の温泉にザブン。
成分表には確か打ち身に効くって書いてあったはず。
桶で汲んだ温泉を頭からかけた・・・ってたんこぶに温泉成分は効くのだろうか。

効いたか否かは謎だけど、髪の毛に付いた硫黄のにおいが洗っても取れない。
やっぱり失敗だな。やるんじゃなかった。

相変わらず間抜けだな。私。