カタツムリ御殿で外国人旅行者について考える

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この土地、本当に雨が多い。
雨こそ降らなくてもすっきりと晴れる日って
1週間のうちに2日あるかないか。
その分晴れた日の気持ちよさは倍増だが・・・。
観光地として賑わいを見せるこの土地、
こんなに雨が多くては、組まれた日程の中で
晴天の日に当たることってなかなかないような気がする。
そんな中で俄然元気一杯なのはカタツムリ。
とある雨の日、家の前の数段の石の階段にいた彼らの数、なんと7匹。
うちはタツムリ御殿である。
そこに住む私は・・・カタツムリ姫か?
(なんかじめっとしているので全く嬉しくない)


先日気が向いて行って来た家から車で10分の大涌谷
天気予報では終日晴れのはずだったのに、
みるみる雲が湧き出してあっという間に雲の中。
明治天皇により大涌谷という名前に改名される前は、
地獄谷と呼ばれていたとか。
北軽井沢の鬼押し出し那須殺生石と同じような
火山性のガスが噴出する荒涼とした場所だが、
大抵こういう場所っておどろおどろしい名前が付いている。
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これが日照り続きの中に行った雨乞いの成果だったら凄いのだが・・・残念ながら違う。当たり前だ。
ちなみに遊歩道に飛び交っていた言葉。
タイ語、韓国語、フランス語、英語、中国語・・・インバウンドゲストばかり。
外国人向けの『FUJI・HAKONE』と書いてあるツアーバスをそういえばよく見かける。
ここは彼らが必ず立ち寄る場所なんだろうなぁ。
昔は修学旅行のお子様達の方が多かったと思うのだが。
(実際私も修学旅行でここに来た記憶がある。その時も霧だった)
全員が全員息を切らしてまるで何かの競争のように斜面を駆け上がる韓国の方々。
ものすごく無邪気で大はしゃぎのタイの方々。
これって国民性なんだろうか。

言葉が通じないのをいいことに、
物凄い勢いで走っていく韓国人のオジサマ3名の後姿を見ながら、
『この競争でびりの人はバスツアーから脱落して置いてけぼりにされるんだ、きっと』なんて
調子に乗って言っていたら、一緒に来ていた同僚に叱られた。
言葉が通じないとたかをくくっているとそのうち手痛いしっぺ返しを食うに違いない。私。

インバウンドとは内向きの、という意味で
『外国人旅行者を日本に誘致する』という意味から旅行業界では、
外国人ゲスト、特にアジア系の国からやってきた方々を総称して、そう呼ぶ。
2002年、小泉さんが首相だった頃にビジットジャパンキャンペーンを打ち出して
外国人旅行者を日本に呼ぼう!という動きが活発になったのが最初。

今年10月に観光庁という新しい政府機関が出来る。
日本の良さを外国の方々に知ってもらおう!という動きはこれからも活発になっていく。

日本語で手一杯です、なんて言っていたらダメかしら・・・。ダメだよね・・・

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