インフォメーションブックをつくる

インフォメーションブックを作っている。
ホテルや旅館の部屋には必ず置いてあるが、
実際ほとんど読まれることのない、下手をするとページすら開いてももらえない、
ライティングテーブルの片隅や、引き出しの中にひっそり鎮座している、あれである。

内容は宿泊約款や館内の案内などなど・・・
部屋数が少ないうちのホテルでは、印刷屋さんには依頼しない。
大抵のものは手作りでやろうと思っている。
なんとバゲッジタグまで手作り予定(!)
こういう物の自作は前々職で得意としていた事だったので、
いかに手作り感を出さずにお金をかけずに作成するか。
それが私の中で目指すところ。
以前、ウェディングのパンフレット、プランナーさんと協力して作ったことあったっけ。
必要なら写真も自分で撮るぐらいの勢いだ。

それを作りながら一緒に横で別の仕事をしていた同僚と話をしていた事があった。
高い単価を取るホテルであれば、客室の家具類、電化製品、アメニティ、などなど
見合ったいい物を入れる事が出来る。
正直言えば、本当はこっちのブランドを入れたいのだが、
コストと予算の関係で難しいという物もある。
高単価のホテルのアメニティと比較して、
その予算の壁に阻まれて残念な思いをすることもなきにしもあらずだった。

だが、ソフト面で出来る事は無限なんだよね、と同僚。
印刷屋さんに作ってもらうことが全てじゃない。
インフォメーションブックのご挨拶の文章一つ取ってもきちんと作る。
もともと同僚も私も今つくっているホテルよりも高単価の場所で働いていた。
だから、感覚的に当たり前にやってきた事が、今のホテルの単価では当たり前でないことも多い。
その感覚は忘れないようにしよう、と。
この単価だからこの程度でいいだろう、という妥協は要らない。

そうそう。その意識はとても大切なこと。
私も身を引き締めて、インフォメーションブックをカタカタ・・・。
ところで、宿泊約款ってこんなにあれこれ細かいこと書いてあったのね。
(自分でも大して読んだ事がなかった私・・・)

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明日から1週間、新しく一緒に働く同僚が家探しと諸々仕事進捗打ち合わせでぬっこ宅滞在予定。賑やかになりそうだ。