ホテルをつくるって大変だ

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ひとつの施設を開業するって、
当たり前の事だが大変なんだなぁ、とつくづく。
建物が出来上がったところで
消防関係の書類提出、査察調査、そして保健所では
温泉の許可と飲食店の許可、
更には旅館業としての登録許可の申請。
許可を得るには、衛生管理者や防火管理者
資格を持った人の証明書の他、
建物の設計図面、水質調査書・・・どれが欠けてもダメ。
そして、書類上不備がなく問題がないと
役所から認可のスタンプを押してもらった後に、
実際にその書類に基づいて建物が作られているか役所の方が実際現地にいらして査察調査。

やれここに扉がないからダメだ、
手洗い用の洗面台があるだのないだの・・・とダメだしされる事いくつか。
飲食店の認可はこの書類1枚でなくもう1枚必要だの、とあれこれ書類に記入。
ひとまずこの許可が下りない事にはオープン出来ない。

んがーややっこしい!!

あのバタバタして邪魔だった扉も、
ぶつけてグラスを割ってしまったことがある小さく分かれたシンクも、
全く使っていないというのに(!)何故かそこあったあの洗面台も、
ちゃーんと法令上の意味があったわけね。

ダメだしされた直後にその場で電話して業者さんへ至急の工事手配。
あれこれ書類の内容が変わる毎に担当の方も変わる。
入れ替わり立ちかわり担当の方がやってきては、
ムニャムニャ説明してもらい、
そしてあっちこっちにこれで認可出来るか確認にフロア内を奔走してもらう。

しかもそれぞれの申請にはかなりお金がかかる。
そんなにお金がかかるとはつゆ知らず・・・
本日の申請費用、約9万円也。
建築家さんに立て替えてもらったりして。
たっぷり2時間、書類の山と役所の方の説明を聞かされて
会計窓口の終了時間のカウントダウンすれすれで無事に手続き終了。

ドタバタ珍道中。無事に一件落着。
同居していた同僚も家が決まって引越し準備に一旦戻り。
なんだか張り詰めた糸、ぷっつり切れたのか
午後は仕事に身が入らない。
今日やらなくていいことはやらずに先延ばしにしようっと。
というわけで久しぶりに明るいうちにぬっこ営業終了。

よなよな繰り広げられた宴も昨晩で終了。ビール、1週間で約2箱。よく飲んだもんだ。